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まるでショウウィンドウ? ボディー内部丸見えのPCケース「NZXT H9」が脚光を浴びる古田雄介のアキバPick UP!(1/4 ページ)

柱で区切らないL字のシースルーケース「H9」や、定格1000WでATX 3.0にも対応するSFX-L電源ユニット、フレーム側が光る「TOUGHFAN RGB」シリーズなど、自作マシンの可能性を広げる新製品が今週は目立っていた。

 先週、PCケースの新製品で目立っていたのはNZXTのATXケース「H9」シリーズだ。強化ガラスパネルを採用した前面と左側面の間に柱やフレームを置かず、シースルーなL字コーナーを実現しているのが特徴となる。

「マシン内部が立体で愛でられる」と好評な「H9」がデビュー

 上面に強化ガラスを採用してARGB LEDファンを搭載した「H9 Elite」と、メッシュ加工が施されたメタルパネルと非発光ファンを備えた「H9 Flow」の2種類があり、それぞれホワイトとブラックをそろえる。価格はH9 Eliteが3万6000円前後から3万7000円強、H9 Flowが2万4000円前後(税込み、以下同様)となる。


ドスパラ秋葉原本店に置かれた「H9 Elite ホワイト」

TSUKUMO eX.に並ぶ「H9 Flow ブラック」(左)と「H9 Elite ホワイト」(右)

H9 Flow ブラックの組み込みイメージ

 ボディーサイズは約290(幅)×466(奥行き)×495(高さ)mmで、ガラスパネルから隠れる右側に電源ユニットやストレージ類を組み込む作りとなっている。最長435mmのグラフィックスカードが組み込める他、360mmラジエーターを前方や天面、底面に設置できる。

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 入荷した各ショップの反応は上々だ。ドスパラ秋葉原本店は「内部が立体的に眺められる作りで、NZXT製ということもあって早速注目を集めています」と評価する。TSUKUMO eX.も「Lian-Liの『O11』シリーズを思い出しました。ビジュアル重視で自作する方も増えているので、人気が出そうですね」と話していた。


電源ユニットは右側の後方上部に固定するレイアウトだ。パソコンSHOPアークにて撮影

 フロントから左側面にかけてシースルーなケースは、2022年4月にHYTEから「Y60」が登場して話題になったことがある。パソコンSHOPアークは「L字でシースルーで、これだけ内部を明るくできるとビジュアルにこだわりがいがありますよね。電源ユニットの固定位置などは独特ですが、作り込みたい人には満足度の高いケースだと思います」という。

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