ソニー初のNetbookは1366×768ドット/10.1型ワイド液晶搭載――「VAIO W」:2009年PC夏モデル
「VAIO W」シリーズは、ソニー初のAtom N搭載Netbook。1366×768ドット表示の10.1型ワイド液晶を搭載し、バッテリー駆動は約3.5時間、重量は約1.19キロだ。
VAIOのNetbookはデザインとディスプレイに注力
ソニーは7月7日、1366×768ドット表示に対応する10.1型ワイド液晶ディスプレイ搭載のNetbook「VAIO W」シリーズを発表した。店頭販売向けの標準仕様モデルはボディカラーがホワイトの「VPCW119XJ/W」とピンクの「VPCW119XJ/P」を用意するほか、ソニースタイル直販のVAIOオーナーメードモデル「VPCW11AXJ」ではホワイトとピンクに加えて限定色のブラウンも選択できる。
標準仕様モデルの発売予定はVPCW119XJ/Wが8月8日、VPCW119XJ/Pが8月22日、VAIOオーナーメードモデルの出荷予定は8月22日だ。標準仕様モデルの価格はオープンで、実売価格は6万円前後の見込み。VAIOオーナーメードモデルの価格は5万9800円からだ。
基本スペックは、CPUがAtom N280(1.66GHz)、チップセットがIntel 945GSE Express(グラフィックスコアのIntel GMA 950を内蔵)、メインメモリが1Gバイト(PC2-4200 DDR2 SDRAM 1Gバイト×1)、データストレージが160GバイトのSerial ATA HDD(5400rpm)となっている。
OSはWindows XP Home Edition(SP3)を採用し、DLNA対応ホームサーバ/クライアントソフトの「VAIO Media plus」などを備えている。ただし、Atom N280とIntel 945GSE Expressチップセットを組み合わせた構成なので、VAIO Media plusでのHD動画再生は行えない。
通信機能は100BASE-TXの有線LAN、IEEE802.11b/g/n(11nはドラフト準拠)の無線LAN、Bluetooth 2.1+EDRを装備。インタフェースはUSB 2.0×2、アナログRGB出力、ヘッドフォン、マイク、メモリースティックDuo(PRO対応)スロット、SDメモリーカード(SDHC対応)/MMCスロット、有効画素数31万画素のWebカメラを備えている。
キーボードは「VAIO type P」と同様に、キー間隔が離れたアイソレーションタイプを採用し、キーピッチは約16.5ミリ、キーストロークは約1.2ミリを確保する。ポインティングデバイスは2ボタン式のタッチパッドだ。
バッテリー駆動時間は約3.5時間で、オプションとしてバッテリーパックLを用意する。本体サイズは267.8(幅)×179.6(奥行き)×27.5〜32.4(高さ)ミリ、重量は約1.19キロだ。
本体カラーと合わせたアクセサリキットを用意
VAIOオーナーメードモデルでは、直販限定のブラウンやバッテリーパックL、オフィススイート(Office Personal 2007+Power Point、Office Personal 2007、2年限定版のOffice Personal 2007)が選択できるほか、3色のカラーメッセージ刻印(ブラック、レッド、グリーン)に対応する。同社によれば、カラーメッセージの刻印に対応したPCは業界初という。バッテリーパックLの受け付け開始は9月中旬の予定だ。
なお、同社はナイロン製の専用キャリングポーチとスクロールホイール付きUSBマウスをセットにしたアクセサリキットも8月8日に発売する。アクセサリキットは本体のカラーに合わせて、シルバー(ホワイト向け)、ピンク、ブラウンの3色が用意される。キャリングポーチとマウスの単体販売は行わない。
このほか、同社はWシリーズ本体とアクセサリキット、オリジナルの吉田カバン製バッグがセットになった「いつでもお出かけセット」を8月上旬に発売する予定だ。
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