レビュー
CULVでは物足りない──それなら、標準電圧版CPU+外部GPUの「HP Pavilion Notebook PC dm3i」はどう?(前編):それでも9万円台(3/3 ページ)
日本HPの「HP Pavilion Notebook PC dm3i」は13.3型ワイドの液晶ディスプレイと“メタル”なボディが特徴のノートPCだ。今回は“CULVでは物足りない!”と思うユーザーに向けた、9万円台の標準電圧版CPU+外部GPU搭載モデルを試した。
ディスプレイは1366×768ドット/13.3型ワイド、HDMI出力も可能
ディスプレイは1366×768ドット表示に対応する13.3型ワイドで、表面は光沢処理が施される。dm3iは映像再生を中心とするエンターテインメント向けの用途にも向き、かつ好みや慣れの範囲でもあるが、周囲の映り込みが発生するのは否めない。ディスプレイの輝度を低くするモバイル利用時は、特にこの映り込みが気になってくるので注意したい。
ディスプレイは実測値で約130度まで開く。若干浅めの値だが、ヒザの上でも大きな不満なく操作できる。ディスプレイの輝度は全11段階に設定でき、適度な明るさの屋内において、最低輝度でも十分画面の内容を視認できるほどとなっている。
このほか、アナログRGBとHDMI出力(HDCP/音声同時力対応)も標準で備える。プロジェクター出力などのビジネス用途以外に、家庭用テレビへ大画面で映像コンテンツを楽しむ用途、あるいは外部の液晶ディスプレイとともに、画面をさらに広く使うスパンディスプレイで利用するニーズなどにも対応する。HDMI音声入力対応のスピーカー付きディスプレイやテレビと接続すると、自動的に内蔵スピーカーからディスプレイ側のスピーカー出力に切り替わるようになっている。
後編は、実パフォーマンスやバッテリー駆動時間とともに「では、CULVノートPCよりどれだけ速いか」を検証する。
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