「次世代が急激に加速してきた!」――USB 3.0対応SSDと割安なSATA 3.0対応HDDが登場:古田雄介のアキバPickUp!(2/4 ページ)
USB 3.0の速度をフルに生かせる可能性を秘めたSSDが発売され、1万円強のSATA 3.0対応HDDも比較的潤沢に出回った。次世代インタフェースを駆使できる環境がハイペースに整いつつある。
「1万円でそこそこのGPU性能がほしい人にうってつけ」――Radeon HD 5570カードが登場
グラフィックスカードで目立っていたのは、新GPU「Radeon HD 5570」を搭載したカードだ。コアクロックが低く、対応メモリがDDR3になる以外はHD 5670とほぼ同じ仕様で、搭載カードは9000円弱から1万円前後となる。
Sapphireやギガバイト、MSI、PowerColor、玄人志向から登場しており、オーバークロック仕様のギガバイト「GV-R557OC-1GI」を除いて、すべてロープロファイル対応となっている。映像出力はアナログRGBとHDMI、DVIに対応するのが標準だが、Sapphireの「HD5570 1G DDR3 PCI-E VGA/DVI/DP」はHDMIの代わりにDisplayPortを搭載している。在庫はそれぞれ潤沢だ。
低価格帯のモデルのため、発売時の注目度は低かったが、「1万円前後でそこそこの性能を求めるならちょうどいいラインアップといえますね。SP(Stream Processor)やROP(Rendering Output Pipeline)の数はHD 5670と同じなので、リアルタイム処理をそれほど必要としないならよい選択肢でしょう。メモリも標準で1Gバイトありますし、フルHDのデュアルディスプレイでもある程度快適だと思います」(ソフマップ秋葉原本館)という。
HD 5570カードとこれまでに登場したHD 5000ファミリーのすみ分けについて、T-ZONE.PC DIY SHOPは「HD 5570カードはロープロファイルで最強という位置付けで売れると思います。HD 5670との価格差はあまりないので、普通のサイズでいいならそちらを買う人が多いでしょう」という。なお、DisplayPort搭載の「HD5570 1G DDR3 PCI-E VGA/DVI/DP」については、「HD 5450にもDisplayPort搭載カードがあるので、低価格志向の人はそちらを買われるでしょう。微妙なラインアップになりますが、まあ、ちょっと性能の高いGPUでマルチディスプレイ環境を作るのにいいかもしれません」とのことだ。
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