GeForce、1万円台の逆襲!――「GeForce GTS 450」搭載カードが登場:古田雄介のアキバPickUp!(4/4 ページ)
勢いを取り戻した「GeForce」だが、低価格帯では「Radeon」の牙城を崩せずにいる。そこに満を持して現れたのが、新GPU「GeForce GTS 450」を搭載したグラフィックスカードだ。
GTX 460のOCカードやクーラーマスターの大型CPUクーラーなど
グラフィックスカードはGeForce GTS 450以外にも、MSIの新モデルが注目を集めていた。発売日から好調に売れていたのは、GDDR5メモリ1Gバイトを搭載するGeForce GTX 460のオーバークロックモデル「N460GTX HAWK」だ。同社オリジナルの「Twin Frozr II」クーラーを採用しており、オーバークロック耐性の強い部品や基板を採用している。価格は2万7000円弱。
クレバリー1号店は「MSIのHALKといえば、Radeon HD 5770搭載の『R5770 HAWK』がすでに大ヒットしています。今モデルも売れ筋のGPUを採用していますし、前モデルからの評判もあるので、ヒットする可能性は高いですね」と話していた。
一方で、GeForce系最上位のオリジナルモデルも話題を集めている。GeForce GTX 480を採用した水冷ヘッド搭載カード「N480GTX HYDROGEN」で、価格は6万5000円弱。フェイス秋葉原本店は「長時間ゲームする人の間では、水冷キットを導入するのはけっこう普通のことになっています。グラフィックスカード用の水冷ヘッドをそろえるには、水冷メーカーの対応GPU用パーツを探す必要がありますが、これならその苦労は不要。まあ、数量が出るモデルではないですが、ニーズは確実にあると思いますよ」と語った。
そうしたゲーマー向けアイテムとしては、クーラーマスターの大型CPUクーラー「V6GT」も見逃せない。LGA1366/1156/775とSocket AM3/AM2に対応するサイドフロー型のクーラーで、吸気と排気用に12センチファンを2基搭載しているのが特徴。ヒートパイプがV字になっており、ファンの風を直接当てられるようになっている。価格は9000円弱だ。
ツートップ秋葉原本店は「大型クーラーは長時間マシンに高負荷をかける人がよく購入するので、季節を問わず売れます。V6GTもレビューなどの評価によっては、高価でもロングヒットする可能性を秘めています」という。
最後は、ギガバイトのマザーボード「GA-G41MT-D3 rev.1.3」。Intel G41 Expressチップセットを採用しながらLGA775ソケットを搭載しており、Core 2シリーズのCPUが搭載できる。価格は6500円弱だ。
クレバリー1号店によると「様子見で若干数入荷しました。レガシーなマザーボードは根強い人気がありますが、そのニーズがいつ満たされるのか見えないんですよね。だから、突然パタッと動きが止まることがあるんです。いまのところは好調のようですが、今後もつぶさに売れ行きを観察しながら入荷していきたいと思います」とのことだ。
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