ソニー、21.5型ボードPC「VAIO J」に下位モデルを追加:2012年PC春モデル
ソニーが「ボードPC」と呼ぶ液晶一体型PCに新モデルが登場。21.5型フルHD液晶搭載の「VAIO J」に下位モデルが加わった。
- VAIO 2012年春モデルまとめはこちら→15.5型モバイル拡充、“Z”に新色、編集ソフト刷新――ソニーの「VAIO」春モデル
実売12万円前後のバリューモデルを投入
ソニーは2月21日、地デジ対応液晶一体型PC「VAIO J」のラインアップに下位モデルの「VPCJ236FJ」を追加することを発表した。VPCJ236FJは2011年秋冬モデルのエントリーモデル「VPCJ226FJ」の後継機種となる。2012年3月3日に発売予定で、価格はオープン。想定実売価格は12万円前後だ。
- 2012年1月に発表した「VAIO J」のラインアップ→長時間録画がしやすくなった21.5型地デジPC――「VAIO J」
VPCJ226FJと比較すると、CPUがCeleron B840(1.9GHz)からPentium B960(2.2GHz)に、メモリは4Gバイト(2Gバイト×2)から4Gバイト(4Gバイト×1)に切り替わり、HDDの容量が1Tバイトから1.5Tバイト(5400rpm)に増量、テレビ録画ソフトが「Giga Pocket Digital ver.3」となり、長時間録画や電源オフから起動しての予約録画実行に対応した。一方で、地上デジタルテレビチューナーが2基から1基に減っている。
そのほかの主なスペックは、従来モデルから引き継いでいる。グラフィックスはCPU内蔵のIntel HD Graphics 3000、ディスプレイは1920×1080ドット表示の21.5型ワイド液晶、光学ドライブはDVDスーパーマルチだ。
インタフェースはUSB 2.0×2、USB 3.0×2、ギガビットLAN、メモリカードスロット(SDHC対応SDメモリーカード、メモリースティックデュオなどに対応)などを装備。無線接続はIEEE802.11b/g/n準拠の無線LANやBluetooth 4.0+HSを利用できる。
OSとオフィススイートは、64ビット版Windows 7 Home Premium(SP1)、Office Home and Business 2010をプリインストールするほか。また、他機種と同様に付属のキーボードとマウスが小型化した。
ソニーストア直販のVAIOオーナーメードモデルでは、直販限定カラー(ベージュ、レッド)を用意するほか、8Gバイトメモリや、2TバイトHDDなどのカスタマイズが可能だ。また、2月21日より1.5TバイトHDDが選べるようになった。
VAIO J 店頭モデルの概要(その1) | ||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
シリーズ名 | モデル名 | タイプ | 従来比較 | CPU | メモリ | HDD | OS | 実売 |
VAIO J | VPCJ236FJ/W・B (2色) | 液晶一体型 | CPU/HDD強化 | Pentium B960 (2.2GHz) | 4GB (DDR3) | 1.5TB | 64ビット版7 Home Premium (SP1) | 12万円前後 |
VAIO J 店頭モデルの概要(その2) | ||||||||
シリーズ名 | モデル名 | 液晶 | 解像度 | チップセット | 光学ドライブ | GPU | TV/オフィス | 重量 |
VAIO J | VPCJ236FJ/W・B (2色) | 21.5型ワイド | 1920×1080 | Intel HM65 | DVDスーパーマルチ | CPU統合 | 地デジ×1/Office Home and Business 2010 | 約8キロ |
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