ビジネスに最適化されたデバイスを――日本HP、Windows 8タブレット「HP ElitePad 900」発表会:価格は7万円前後と判明(2/2 ページ)
日本HPが、ビジネス向けのWindows 8タブレット「HP ElitePad 900」を発表。発表会では、ビジネス向けデバイスとしてどう作り込んだか、そして法人市場へどう取り込むかを説明した。
タッチUIとデスクトップUIの使い分けでワークスタイルは変わる
発表会には、日本マイクロソフト 代表取締役社長の樋口泰行氏が駆けつけ、岡氏、九嶋氏とともに「Windows 8とElitePad 900で実現するこれからのワークスタイル」をテーマにトークセッションを行った。
トークセッションで樋口氏は「さまざまな企業でワークスタイルを近代化するニーズが高まっていることを感じる。ワークライフバランスという観点からも在宅勤務が増えてきた。業務のスピードを上げ、企業の国際競争力を高めるためにも、いつでもどこでも仕事ができるという環境が求められている」と述べた。
また、Windows 8が仕事に与えるメリットについて聞かれると「Windows 8は扱いやすいUIに加えて、生産的な活動もこなせる画期的なOS。現存するソリューションにすべて対応し、端末の利用シーンも広がる。パートナーと協力して最大限盛り上げていきたい」とアピールした。
発表会の最後に、岡氏は製品の意気込みについて「今回の製品は、個人ユーザーから見ても格好いいと言ってもらえるものに仕上がったと思っている。これまで、なぜHPにはタブレットがないのか、と言われてきた。Windows 8で、企業のIT部門にも喜んでもらえる製品を提供し、企業や個人の仕事のクオリティが一段階上がることを期待している」と語った。
価格は7万円前後を想定、市場動向により変化する可能性も
質疑応答では、発表から出荷開始まで時間が空いている理由や、未定とされている価格についての質問が出た。出荷時期(2013年2月下旬以降)については「この製品は、既存製品のアップグレードではなく、Windows 8のためにゼロから開発している。また、法人向け製品なので、万全を期すためにテストに時間がかかるので、少し待っていただくことになる」(九嶋氏)という。
価格については、岡氏が「現行のWindows 7搭載タブレットPC(HP Slate 2)とほぼ同等の価格(7万円前後)を想定している。しかし、この製品セグメントは競争が激しく、価格は市場の状況に左右される。2013年1月ごろに再度決定する予定だ」と述べた。
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