Amazonにどっぷり浸れる8.9型タブレット――「Kindle Fire HD 8.9」徹底検証:7型やライバル機との比較も(4/6 ページ)
「Kindle Fire HD 8.9」は、Amazon純正タブレットである「Kindle Fire」シリーズのフラッグシップモデル。1920×1200ドットの8.9型液晶と高音質のスピーカーを備え、電子書籍に限らない魅力を多数備える。2万4800円からという低価格にも注目だ。
誰でもすぐにコンテンツが楽しめる直感的なインタフェース
購入後のセットアップはKindle Fire HDと同様で簡単だ。電源を入れたら、画面の案内に従って言語を選び、次にWi-Fiの接続設定を行い、タイムゾーンを選択、Amazonアカウントとパスワードを入力、必要に応じてFacebookとTwitterのアカウントを登録した後、基本操作のガイドが始まり、7ページのガイドを閲覧すると、ホーム画面に移行する。
Amazonから本体を直接購入すれば、Amazonアカウントが登録済みの状態で到着するので、セットアップで一手間かかるのはWi-Fiの接続設定くらいだ。
ホーム画面は、通常のAndroidタブレットとは大きく異なり、「最近使ったコンテンツ」のアイコンやサムネイルが「スライダー」として、iOSのカバーフロー風に大きく表示される。もちろん、左右にフリックして直感的に目的のコンテンツを選べる。
その上には「検索(を示す虫眼鏡マーク)」「お買い物」「ゲーム」「アプリ」「本」「ミュージック」「ビデオ」「ウェブ」「写真」「ドキュメント」と、見ただけでそこに何があるのかが分かるコンテンツのメニューが並ぶ。Androidの設定メニューは、画面上から下に向かってスワイプして表示する。
それぞれのコンテンツメニュー内にも、アイコン/サムネイルが並んでおり、目的のコンテンツに明快にアクセスできるだろう。Amazonアカウントで購入した電子コンテンツがあれば、各メニュー内の「クラウド」に表示され、任意のアイコンをタップすることで、本体にダウンロードして利用できるようになる。ダウンロードしたコンテンツは「端末」メニューに表示される仕組みだ。
読み終えた本やしばらく利用しないコンテンツは端末から削除すれば、限りあるストレージ容量を節約できる。必要になれば再び「クラウド」から端末にダウンロードすればよい。Amazonで購入したコンテンツは無制限にクラウドに保存できるほか、個人のデータもアカウントごとに5Gバイトまで無料で保存できる。こういう管理が簡単にできる点はさすがだ。
あまりITに詳しくない方は、「クラウド」(購入済みだが端末にダウンロードしていないコンテンツ)と「端末」(ダウンロード済みで端末にあるコンテンツ)の概念をつかむのに戸惑うかもしれないが、操作でつまづきそうなのはそのくらいだ。使っていれば、すぐに慣れるだろう。また、各コンテンツメニューには、アプリやゲーム、電子書籍のストアに直接アクセスできるメニューがあり、簡単な手順で購入/ダウンロードができる。
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