“元祖”と“完全国内生産”の自信に裏打ちされた「手づくり工房 2019」で感じたLet's noteのプライド:高品質は当たり前(2/2 ページ)
パナソニックが、毎年夏休みに実施しているLet's noteの組み立てイベント「手づくりレッツノート工房 2019」が8月3日に開催された。本イベントに込められた同社の思いとは何か。
「高品質は当たり前」を裏打ちする品質や信頼性を支えるテスト
続いては、Let's noteやTOUGHBOOKの代名詞といえる信頼性や丈夫さを保証するために各種テストを行う「品質信頼性試験場」を見ていこう。下記で取り上げた他にも、大型静音環境試験室やX線解析室などが用意されている。
日本に工場があるからできること
同社は7月11日に、月額定額制のサブスクリプションサービス「スリムワークサポート」を2019年10月から開始すると発表済みだ。スリムワークサポートは、同社がPC向けに提供してきた各種サービスを一元的に体系化し、働き方支援の各種アプリケーションと、PCのトータルライフサイクルマネジメント、PC本体や基本ソフトを組み合わせて提供することにより、「柔軟な働き方」と「生産性の向上」の実現をサポートするもの。
まだ価格は発表されていないが、Let's noteのバッテリー劣化を検知して新品交換する「バッテリー見守り」や、万が一の故障でもパーツ単位で情報を把握していることですぐに対応可能なサポート体制などは、国内に工場を持ち、基板も製造しているからこそ実現できるサービスだ。
そこには、単なる“Assembled in Japan”ではなく、本当の“Made in Japan”だからこそやれることだという、静かだが強い意気込みが感じられる。この手づくりレッツノート工房も2020年で20回目を迎え、夏休みに各地で行われている手作り教室の元祖といえる程の歴史を持つ。
今回紹介した神戸工場も2020年で30周年を迎えるだけに「来年の手づくり工房は、かなり気合を入れないといけないですし、工場のメンバーも自然とそうなっていくと思います」(作田氏)
2020年は日本各地で時代の節目を迎えるイベントが相次ぐが、この手づくり工房もその1つに挙げられるのかもしれない。さらなるLet's noteの飛躍となるのか、注目して待ちたい。
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