祝! 東プレの英語配列「REALFORCE R3」が発売! REALFORCEとHHKBに現れた違い(1/4 ページ)
東プレから、英語配列の「REALFORCE R3」シリーズが発売された。待ちに待ったという人が多いであろう本モデルについて、同シリーズを使い続けるレビュアーがチェックした。
東プレの日本語配列「REALFORCE R3」(以降、日本語版R3)シリーズの発売から遅れること約5カ月たった2022年3月25日、ついに待望の英語配列REALFORCE R3(英語版R3)が発売された。
R3シリーズの発売当初、英語配列はラインアップにないどころか、販売予定についてもアナウンスされておらず、REALFORCEシリーズは英語配列を見限ってしまったのか、と絶望に駆られた人も多かったのではないだろうか。
今回は英語版R3の使用感とともに、英語配列のメリットについてご紹介したい。
- 20年目の新モデル「REALFORCE R3」で変わったこと 変わらなかったこと
- 東プレ、「REALFORCE R3」に英語配列モデル計6製品を追加
- 東プレが無線接続を含む第3世代「REALFORCE R3」20モデルを投入 11月1日発売
型番に残されていた英語配列の余地
日本語版R3のレビューの際に、筆者はR3で変更された型番ルールから英語配列は発売されない可能性を懸念していた。当時のR3型番ルールは見る限り以下の通りだった。
日本語版R3シリーズの型番ルール(※筆者推測)
例)R3HC11
- 1〜2文字目:R3 R3シリーズ
- 3文字目:接続方式 H=ハイブリッド/U=USB
- 4文字目:キーボードレイアウト A=フルキー/C=テンキーレス
- 5文字目:キー種別/色 1=静音/ブラック、2=静音/スーパーホワイト、3=標準/ブラック、4=標準/スーパーホワイト
- 6文字目:キー荷重 1=45g/2=変荷重/3=30g
この型番ルールに、日本語/英語の情報を含めるところがない、それは英語版を想定していないからではないか、と思ったわけだが、実は上の型番ルールにしっかりと余白があったのを見落としていたのだ。
・4文字目:キーボードレイアウト A=フルキー/C=テンキーレス
ここだ。頭文字を取ったわけでもないのにAの次がC、という違和感に気づかなかったのは不覚の極みと言うしかない。ここは正しくはこうだったのだ。
- 4文字目:キーボードレイアウト A=日本語フルキー/B=英語フルキー/C=日本語テンキーレス/D=英語テンキーレス
そういうわけで、今回発売となった英語版R3は以下の6モデルとなる。
- R3HB11(ハイブリッド/英語フルキー/ブラック/45g)
- R3HB21(ハイブリッド/英語フルキー/スーパーホワイト/45g)
- R3HB13(ハイブリッド/英語フルキー/ブラック/30g)
- R3HD11(ハイブリッド/英語テンキーレス/ブラック/45g)
- R3HD21(ハイブリッド/英語テンキーレス/スーパーホワイト/45g)
- R3HD13(ハイブリッド/英語テンキーレス/ブラック/30g)
日本語版R3は全20モデルでの展開だったが、英語版R3では変荷重、標準(非静音)、USB接続というバリエーションが省かれた6モデルでの展開となっている。選択の幅は狭まったとはいえ、英語版の中から選べるということ、いや、1モデルだけであっても購入できることは筆者としては望外の喜びだ。
R3にはアクセサリーとしてパネルデザインキット、キースペーサー、カラーキーキャップが用意されている。このうち、パネルデザインキットは日本語/英語共通だが、キースペーサー、カラーキーキャップは執筆時点で販売未定となっている。特にキースペーサーは操作感と静音に直結するため、早期の発売が待たれるところだ。
続いて、英語版R3の特徴を見ていこう。
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