“クルマと通信”の未来を展望――第2回 国際自動車通信技術展 12月1日〜3日に開催
クルマと通信の融合による新たなサービスやビジネスの創出を目指し、第2回 国際自動車通信技術展を、12月1日から3日に幕張メッセで開催する。
国際自動車通信技術展実行委員会が10月6日、第2回国際自動車通信技術展(ATTT)の開催概要を発表した。今年は12月1日から3日までの3日間、幕張メッセで開催する。第1回は東京モーターショーのプレスデーの日程で開催したが、第2回となる今年は半導体の製造装置・材料の国際展示会「SEMICON Japan 2010」との同時開催となる。入場は事前登録制で、入場料は無料。
国際自動車通信技術展は、自動車業界と通信業界との出会いを通し、新たなサービスやビジネスの創造を目指して2009年から開催している展示会。自動車業界と通信業界からキーパーソンを招いて行う基調講演や特別講演、専門的なテーマを掘り下げるカンファレンスを用意するほか、展示会場では出展社が最新の技術やサービス、製品を披露する。
SEMICONとの共催となる12月1日のオープニングキーノートでは、トヨタ自動車の常務役員 友山茂樹氏による「トヨタスマートセンター」に関する講演や、NTTドコモ 取締役常務執行役員の小森光修氏による「LTE」をテーマにした講演が決定している。2日の午前中には慶応大学大学院 政策メディア研究科特別招聘教授の夏野剛氏によるクルマとITの未来を見据えた講演もある。
そのほかKDDI 取締役執行役員常務 ソリューション事業本部長の石川雄三氏やソフトバンクモバイル 取締役執行役員兼CTOの宮川潤一氏、本田技研工業 インターナビ事業室 室長の今井武氏、日産自動車 電子技術開発本部 IT&ITS開発部 エキスパートリーダーの二見徹氏が登壇する基調講演を予定する。
さらに、自動車業界と通信業界の融合による技術革新によって開発された商品・サービスを表彰する「国際自動車通信技術賞 ATTTアワード」の授与も行う。アワードへの推薦・応募はすでに受け付けており、Webサイトの専用ページからエントリーできる。
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