Androidのシェア上昇、iPhoneと互角に――メディアインタラクティブ調べ
昨年の秋以降、多数の新モデルが発表されたAndroid端末。メディアインタラクティブの調査によるとAndroid端末がシェアを伸ばしており、各社のAndroid端末を合わせたシェアはiPhoneに迫るものとなった。
メディアインタラクティブは1月20日、スマートフォンの利用に関する実態調査の結果を発表した。調査は1月12日から同14日まで、同社が運営するアンケートサイト「アイリサーチ」のシステムを利用して実施したもので、有効回答数は500人。
スマートフォンの所有率は16.8%に達し、購入意欲については「すぐにでも」購入したいという回答が2.2%、「今の携帯の契約期間が終了したら検討」が12.3%、「次の新機種が出たら検討」が12.7%、「今年中に検討が」19.2%となり、購入意欲のある人の割合は合わせて46.4%となった。
スマートフォンを利用しているユーザーの61.9%が、従来の携帯電話との「2台持ち」をしており、キャリア別ではドコモユーザーは76.7%、auユーザーは68.8%、ソフトバンクモバイルユーザーは57.0%が2台持ちで使っているという結果が得られた。
スマートフォンの所有者と非所有者に、スマートフォンに欲しい機能を聞いたところ、所有、非所有に関わらずニーズが高いのが「長寿命のバッテリー」だった。非所持者の半数以上、所持者の71.4%がバッテリーの持続時間を気にしている。そのほかでは、おサイフケータイ、ワンセグ、高性能カメラ、防水機能といった、従来型携帯電話で定着している機能を挙げる声が多かった。
機種別シェアはiPhoneがトップで、iPhone 3G、iPhone 3GS、iPhone 4を合わせるたシェアは約55%を占めている。一方、Android端末も急速にシェアを伸ばしており、各社の端末を合わせたシェアは約50%とiPhoneに迫る勢いを見せている。
スマートフォンの利用料金については、「5000〜6999円」「7000〜8999円」という回答がそれぞれ3割近くを占め、従来型携帯電話の利用料金とそれほど大きな差は見られなかった。スマートフォンに新規インストールしたアプリの数は、「0〜9個」が36.9%、「10〜19個」が27.4%と、20個未満が64.3%を占めている。他方で100個以上をインストールしたヘビーユーザーが6.0%となるなど、利用が二極化する傾向も見られた。
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