ドコモとDeNAがソーシャルゲーム分野で業務提携
DeNAとNTTドコモが、国内外でのソーシャルゲーム関連分野で業務提携をすると発表した。Mobageでドコモ向けの先行配信を実施する一方、ドコモからはMobageへの誘導を強化するなどの取り組みを行う。
NTTドコモとDeNAは4月25日、国内および海外のソーシャルゲーム関連業務で提携すると発表した。iモードケータイとスマートフォンの領域で横断的なサービス連携を、5月下旬から順次開始する。
DeNAでは、iモードケータイとスマートフォン向けに、MobageやMobage for ドコモとして、ドコモユーザーに限定した人気タイトルの先行配信やゲーム内でのドコモユーザー限定イベント開催などを実施。ドコモはiメニューやドコモマーケット(スマートフォン版)で、Mobageへの誘導を行う。またドコモのスマートフォンでは、spモードの「コンテンツ決済サービス」により、Mobageの各サービスの決済が可能になる。今後ドコモから発売されるスマートフォンに、Mobageのアプリダウローダーをプリインストールするといった施策も行う。
具体的には5月下旬からiモードケータイ向けにゲーム「あしたのジョー」を先行配信するほか、スマートフォン向けにも「ハローキティとミニチュアフレンズ 〜サンリオキャラクターのあつまるお店〜」を先行配信する。6月中旬以降に、キャンペーン期間内に特定のゲームの利用を開始したドコモユーザー全員に、総額1000万円分相当のモバコインを分配付与する「モバコイン1000万コイン山分けキャンペーン」も予定している。
このほか、ソーシャルゲームプラットフォームの国際事業展開でも連携できるよう協議を進める。特に欧州やアジア地域を中心に、海外の通信会社や海外のゲームデベロッパーとの連携を図り、DeNAの海外グループ会社のプラットフォーム運営などに対してドコモの海外グループ会社による機能補完を行うといった取り組みも検討する。
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