トヨタ、東京モーターショーのキーワードは“つながる”

» 2011年11月15日 15時15分 公開
[岡田大助,Business Media 誠]

 トヨタ自動車は11月15日、第42回東京モーターショー2011の出展内容を明らかにした。「FUN TO DRIVE, AGAIN.(ファン トゥ ドライブ アゲイン)」を掲げ、クルマの持つ夢や楽しさを改めて提案する。

 今回の東京モーターショーは、お台場の東京ビッグサイトでの開催ということもあって、近隣の展示ショールーム「MEGAWEB」(東京都江東区)でも、東京モーターショー出展車両の一部に試乗できる体験型イベントも実施する。

ヒトとクルマと社会が“つながる”コンセプトカー

 コンセプトカー「TOYOTA Fun-Vii(トヨタ ファン ヴィー)」は、“つながる”をキーワードに、ヒトとクルマと社会がつながる将来の姿を具現化したもの。現時点で公開された画像は、ボディ全体にさまざまな花の写真を表示するクルマと、それにスマートフォンらしきデバイスを向ける男性が描かれた1点のみ。Fun-Viiという名前の由来であるFun Vehicle interactive internetにヒントが隠されていそうだ。

トヨタ TOYOTA Fun-Vii(画像をクリックすると拡大します)

次世代モビリティ「つながるバイク」

 また、日本自動車工業会の展示エリア「スマートモビリティシティ2011」にもトヨタブースを展開する。こちらのテーマは「クルマと社会がつながる近未来」で、ヤマハと共同開発中の次世代モビリティ「つながるバイク」コンセプトや次世代充電パーク「TOYOTA Smart Mobility Park(トヨタスマートモビリティパーク)」などが登場する。マイクロソフトの体感型ゲームシステム「キネクト」を使った近未来社会体験コーナーも設置予定だ。

トヨタ TOYOTA Smart Mobility Park
トヨタトヨタ EC-Miu(左)とPAS WITH(画像をクリックすると拡大します)

自動運転するクルマに体験試乗できる

 ほかにも家とクルマのエネルギーマネジメント、次世代ITS(インフラ協調、安全装備、自動運転)を紹介するゾーンも展開。クルマと道路、クルマとクルマが通信することで、未来のクルマがどうなるのかを体験できる。特にプリウスベースの自動運転車両「TOYOTA A.V.O.S.(Automatic Vehicle Operation System)」の体験試乗を西展示棟4階の屋外展示スペースで実施。同車両の後部座席に同乗する形だ。

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