メンタル不調になった原因 3位「長時間労働」、2位「ハラスメント」、1位は?MS-Japan調べ

» 2024年10月21日 10時09分 公開
[小松恋ITmedia]

 仕事が原因でメンタルを崩した経験が「ある」と回答した人は43.9%――。転職サイトを運営するMS-Japan(東京都千代田)が実施した「メンタル不調」についての調査で分かった。

MS-Japanが「メンタル不調」についての調査を実施(写真提供:ゲッティイメージズ)
仕事が原因でメンタルを崩した経験について

部下がメンタル不調になって困った点 「人員の補填」超えた1位は?

 仕事が原因でメンタル不調を感じたことがある時期については「社会人16年目以降」(55.0%)が最も多かった。責任の増加や業務負荷の蓄積、キャリア上のプレッシャーなどを感じやすい時期であることが影響しているようだ。その後、社会人生活のスタート段階にあたる「社会人1〜3年目」(30.0%)、「社会人12〜13年目」(25.7%)が続いた。

仕事が原因でメンタル不調を感じたことがある時期について

 仕事によるメンタル不調から、離職や働き方を変更した経験について、63.6%が「経験あり」と回答した。その中で「転職した」と回答した人が最も多く、32.9%だった。メンタル不調をきっかけに現在の職場環境を離れたものの、新しい職場で働くことを望む人が多いことが分かった。

仕事が原因でのメンタル不調から離職や働き方の変更をしたかについて

 メンタル不調になった原因の1位は「職場での人間関係」(61.4%)で、2位は「ハラスメント」(47.1%)、3位は「長時間労働/業務過多」(45.7%)だった。その他に、不公平な業務アサイン(内部監査・40代)、顧客のクレーム対応(管理部門以外の職種・40代)という声もあった。

メンタル不調になった原因について

 部下がメンタル不調になった経験については、39.0%が「ある」、61.0%が「ない」と回答した。

 部下がメンタル不調になった際に困った点は「適切な声掛け・関わり方が分からない」(34.5%)が最も多く、「人員補填・業務のカバー」(33.3%)、「適切なフォロー・業務管理が分からない」(31.0%)が続いた。

部下がメンタル不調になった際に困った点について

 調査は9月13〜19日、全国男女319人を対象にインターネットで実施した。

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