スバル、東京モーターショーでダウンサイズボクサーエンジン+ハイブリッドシステム(1/2 ページ)

» 2011年11月21日 16時53分 公開
[岡田大助,Business Media 誠]

 富士重工業は、第42回東京モーターショー2011に、新型インプレッサやFRスポーツ「SUBARU BRZ」などを出展する。ブースのテーマは「安心と愉しさ」。

1.6リッターの“ダウンサイズ”ボクサーエンジン

 ワールドプレミアとして、コンセプトカー「SUBARU ADVANCED TOURER CONCEPT」が登場。「革新スポーツツアラー」をテーマに、同社のブランドステートメント「Confidence in Motion」を具現化したデザインになるという。

SUBARU SUBARU ADVANCED TOURER CONCEPT(画像をクリックすると拡大します)

 エクステリアでは、Cセグメントワゴンでありながらクーペスタイルのようなサイドラインを持ち、「積極的な走りを期待させる流麗で躍動感あふれるデザイン」を採用する。ボディサイズは4580×1840×1430ミリ(全長×全幅×全高)。

 また、全乗員が安心してドライブを楽しめる「ヒューマンセンタードコンセプト」による内装を採用。ステアリングに配置した大型モニターでは、地図情報やTV機能のほかにインターネットからの情報表示にも対応する。運転支援システム「アイサイト(ver.2)」も進化。ステレオカメラによる認知可能範囲を前後方向、左右視野角方向に広げている。

SUBARUSUBARUSUBARU (画像をクリックすると拡大します)

 水平対向エンジンには、ダウンサイジングコンセプトを取り込み「直噴ターボシステム」を採用。排気量を1.6リッターにして、現行ターボエンジン(排気量2.5リッター/2リッター)を大幅に上回る常用域での燃焼効率改善を実現した。トランスミッションには、チェーン式縦置きCVTのリニアトロニックを改良した高トルク対応型を採用する。

 さらに、スバル独自のハイブリッドシステムを搭載。同社の特徴であるシンメトリカルAWDに適合するように開発した、シンプルで軽量なシングルモーターシステムだ。発進時や低速巡航時にはモーターだけでAWD走行が可能なEVモードを備えており、減速エネルギー回生機能も持つ。電池はリチウムイオンバッテリーだ。

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