トヨタの最上級SUVとは? オフロード走行性能を高めた「ランドクルーザー」

» 2012年01月06日 11時33分 公開
[岡田大助,Business Media 誠]

 トヨタ自動車は1月6日、ランドクルーザーをマイナーチェンジして発売した。外観の意匠変更のほかに、先進技術を採用してオフロードの走行性能を高めた。価格は440万円〜630万円。

トヨタ ランドクルーザー(出典:トヨタ自動車、画像をクリックすると拡大します)

 新たに導入されたのは、砂地、がれき、モーグル、岩石路などの走行環境に応じて、スイッチ操作でトラクションやブレーキの制御を切り替えられる「マルチテレインセレクト」、車載カメラによって周囲の状況を確認できる「マルチテレインモニター」の2つ。このほか、ステアリング操作だけで極低速走行ができる「クロールコントロール」の速度設定を従来3段階から5段階に拡張し、クロールコントロール時にきついコーナーでの回頭性を高める「ターンアシスト機能」を追加した。

 エクステリアでは、フロントバンパーとグリル、フォグランプ、リアコンビネーションランプ、サイドプロテクションモール、アルミホイールの意匠を変更。トヨタによれば、「風格を高め、本格派4WD車の頂点に立つTOYOTAブランドの最上級SUVとしてのあるべき姿を追求」したという。また、ボディカラーには新色のアティチュードブラックマイカ、ベージュマイカメタリックを含む全7色を用意する。

トヨタトヨタ (出典:トヨタ自動車、画像をクリックすると拡大します)

 インテリアでは、インストルメントパネルなどに光沢のある木目調加飾を用いて上質感を演出。新色のシェルを含む全3色を設定する。上位グレードには、ステアリングヒーターなどを装着する。

 4.6リッターV型8気筒DOHCエンジンの最高出力は234キロワット(318馬力)/5600rpm、最大トルクは460ニュートンメートル/3400rpm。トランスミッションは6速ATで、ボディサイズは4950×1970×1880ミリ(全長×全幅×全高、ZXの全高は1870ミリ)、ホイールベースは2850ミリ、車両重量は2430キロ〜2690キロ。

ランドクルーザーのラインアップ
グレード 乗車定員 エンジン 駆動方式 トランスミッション 価格
GX 5人 4.6リッターV型8気筒DOHC 4WD 6速AT 440万円
AX 8人 480万円
AX“Gセレクション” 550万円
ZX 630万円

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