富士重工業は、小型FRスポーツ「SUBARU BRZ」を3月28日に発売する。コンセプトは「Pure Handling Delight ― 新しい次元の運転する愉しさ」。価格は205万8000円〜287万1750円。
BRZの由来は、水平対向「BOXER」エンジン、後輪駆動の「Rear Wheel Drive」、そして「究極」という意味を込めた「Z」の組み合わせ。トヨタ自動車との共同開発で、先に同社が発表した「トヨタ 86」と兄弟車になる。
2リッター水平対向4気筒DOHCエンジンには、トヨタの直噴技術「D-4S」を組み合わせ、リッター13キロの燃費(JC08モード、6速MTモデル)を実現する。エンジンの最高出力は140キロワット(200馬力)/7000rpm、最大トルクは205ニュートンメートル/6400〜6600rpm。
重心高460ミリという超低重心設計ながらも最低地上高は130ミリを確保。専用設計のトランスミッションを含むパワートレインは限界まで引き下げて搭載し、新型インプレッサと比べるとフロントタイヤ基準で後方に240ミリ、下方に60ミリ移動している。
また、ドライバーのヒップポイントは地上から400ミリとなるほか、低車高シルエットや各種空力パーツのもたらす空力性能の高さはCd値0.27という数値にも表れる。ヘッドランプは、ロービーム/ハイビームともにHIDランプを使うバイキセノンタイプを採用し、それをコの字型のLEDポジションランプが囲む。リアコンビランプは、片側12灯のLEDで構成し、レンズサイド部は空力効果を高めるフィン形状になっている。
メーターパネルでは、タコメーターをセンターに配置し、盤面内にデジタル表示のスピードメーターを組み込んだ(タコメーター左側に時速260キロまで刻んだアナログ式のスピードメーターも存在する)。ほかに、任意のエンジン回転数になるとランプ点灯とブザーで知らせる「REVインジケーター」や、最適なシフトアップタイミングを知らせる「シフトアップインジケーター」(MTモデルのみ)も備える。
グレードは、カスタマイズに最適な「RA」、快適性と燃費をバランスした標準グレードの「R」、走りや快適装備を充実した最上級グレードの「S」を展開。ボディサイズは4240×1775×1300ミリ(全長×全幅×全高)、ホイールベースは2570ミリ、車両重量は1190キロ〜1250キロ。ボディカラーはWRブルーマイカなど全7色を用意する。
グレード | エンジン | 駆動方式 | トランスミッション | 価格 |
---|---|---|---|---|
RA | 2リッター水平対向4気筒DOHC | RWD | 6速MT | 205万8000円 |
R | 6速MT | 247万8000円 | ||
6速AT | 254万6250円 | |||
S | 6速MT | 279万3000円 | ||
6速AT | 287万1750円 | |||
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