2012年もインテリアの新作はドイツ・ケルンから(1/4 ページ)

» 2012年02月06日 17時55分 公開
[本間美紀,エキサイトイズム]
エキサイトイズム

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「高い美意識と審美眼を持ち、本物を知った30代男性」に向けたライフスタイルのクオリティアップを提案する、インターネットメディアです。アート、デザイン、インテリアといった知的男性の好奇心、美意識に訴えるテーマを中心に情報発信しています。2002年11月スタート。

※この記事は、エキサイトイズムより転載しています。


 1月は欧州各地で、インテリアの見本市がスタートする季節。家具の新作はまず、ドイツ・ケルンメッセ見本市会場の国際家具見本市(imm)で始まる。2012年は昨年よりも、全体的に質が上がり、ミラノが盛況になる前は、世界最大の家具見本市だったころの勢いを取り戻しつつある。

 11万5000人が118カ国から来場(昨年比14%増)。54カ国から1157社が出展した。一般公開日には4万人のエンドユーザーが来場し、ドイツ人のインテリアへの意識の高さをうかがわせた。

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 さて今年はだいぶ家具のデザインのトレンドが変わってきた印象だ。1月のケルンで垣間見えたこの傾向が、今年4月のミラノにどう流れていくのか。2012年の家具デザインは面白くなりそうだ。

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 例えば会場で見られたブースの多くが、グリッドで直線的な家具を発表。テーブルの天板の厚さも薄くなり、テーブルや椅子の足もトライポッド(3本足)が大流行だ

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 機能と無駄のなさ。バウハウス的な構造美。例えばリーンロゼ(フランス)でも、モダンなソファや椅子の新作の中に、日本の角田陽太さんの作品が登場。これは会場を見ていれば、今後始まりそうな新しい家具のトレンドを表現する家具の1つというだと分かる。

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 ビュール(ドイツ)も彫刻なモダン家具から、機能美的な削ぎ落とされたフォルムへ。その過渡期のようなソファ「easy pieces」を発表していた。

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