2012年1月16日から20日にスイス・ジュネーブで開催されたSIHH(ジュネーブサロン)で、MONTBLANC(モンブラン)は、腕時計「モンブラン コレクション ヴィルレ 1858 ヴィンテージ タキデイト」を発表しました。そのフェイスは、100年前の、時計製造が、科学が、芸術が、政治がドラマティックな激動の中で、揺れ動いていた時代を思い起させます。
6時位置にサブダイヤルを置いたデイト表示、3時位置に30分積算計、9時位置にスモールセコンド表示が加わりました。スモールセコンドの針は、スイープ運針です。さらにダイヤルにはダブル速度計目盛りがあり、精緻・精密な測定機器として審美性の高いものとなっています。
クロノグラフ機能をつかさどるのは、この時計のために開発された新マニュファクチュール キャリバー「MB M16.32」。リューズのモノプッシャーによって作動し、熱心な時計ファンのとどまるところを知らない情熱に火をつけるのに必要な属性をすべて備えています。
ケース背面のサファイアクリスタルを通して見ると、そこに堂々とした姿のムーブメントがあります。慣性モーメントが高く、振動数毎時1万8000回(2.5ヘルツ)の、直径14.5ミリのスクリューバランスを装備しています。ヒゲゼンマイはPhilipsのターミナルカーブ付きで、スワンネックの細密調整機構を備えています。
そのほか、ミネルバの伝統的なV形クロノグラフブリッジ(受け)、細心の注意を払って慎重に手作業で角度を付けて仕上げたクロノグラフレバー、昔ながらの水平ホイールカップリングならびにコラムホイールがクロノグラフ機能を搭載。モンブランの他のムーブメント同様、ここでもクロノグラフレバーのポリッシュは手作業で、その公差は1/1000ミリです。
重量感のあるゴールドのダイヤルを備え、アイボリーカラーのラッカーでフェイスをコーティングしています。アワーサークルにはブラックペイントで数字を印字。1000という単位をベースにする速度計はダブルスケールで設計し、外側のスケールに1000〜60までの目盛りが、内側のスケールに60〜30までの目盛りが付いています。
秒針(trotteuse)はバランスのよい指揮棒形。レッドラッカーでコーティングし、30分積算計のブルーの針と、サブダイヤルのスイープセコンドのブルーの針に映えます。時と分はブルーのフィユ(リーフ)型針で示します。6時位置には先端の赤いブルーの矢があり、これで今日の日付を示しています。
43.5ミリのケースには、美しい光沢の凹型ベゼルと溝を刻んだクラウンリューズがはめこまれています。リューズにはクロノグラフ用ボタンが組み込まれており、トップにマザー オブ パールでモンブランのエンブレムを表した象嵌細工があります。ねじ込み式の背面にはサファイアクリスタルを使用しています。
モンブラン GBU ジャパン
TEL:03-5214-4810
URL:http://www.montblanc.co.jp/
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