マーケティング・リサーチ、新規事業の開発、海外駐在を経て、1999年〜2008年までコンサルティングファームにてマネジメント・コンサルタントとして、事業戦略・マーケティング戦略など多数のプロジェクトに参画。2009年9月、株式会社ことばを設立。12月、異能のコンサルティング集団アンサー・コンサルティングLLPの設立とともに参画。コンサルタント・エッセイストの仕事に加えて、クリエイター支援・創作品販売の「utte(うって)」事業、ギャラリー&スペース「アートマルシェ神田」の運営に携わる。著書に『顧客視点の成長シナリオ』(ファーストプレス)など、印刷業界誌『プリバリ[印]』で「マーケティング価値校」を連載中。中小企業診断士。ブログ「cotoba」
本稿で紹介する道路交通法は、記事執筆時点(2012年4月16日)のものです。
春だ。自転車だ。ジテツウだっ。
寒かった冬も終わり、花粉の季節も峠を越して、いよいよジテツウ(自転車通勤)日和。街にはさっそうと走るジテツウ・ピープルがあふれている。車歴5年(ロードバイク)の筆者も冬はさぼりがちだった。さあこれから乗るぞ!
ジテツウのメリットはたくさんある。クルマやバイクよりエコで環境にやさしい。混雑した電車通勤のストレスもないし、ダイエットや筋力アップで健康にもプラス。季節の変化に敏感になって自然を愛するようになる。花鳥風月に親しむから川柳をひねりたくなる。例えばこんな一句。
怖くても 車道に進路を これ法律
のっけから刺激的な川柳でスミマセン。自転車は軽車両扱いなので歩道ではなく「車道の左側」を走る。これは道路交通法17条の規定で、歩道を走るのは例外、まず車道を走ろう。違反は3カ月以下の懲役または5万円以下の罰金である。
狭い車線ではクルマに寄せられて怖いし、駐停止車両で走りにくい。ジテツウすると他にも気付くことがある。服装はどうするか、そもそもどんな自転車が自分に向いているか、どのルートが安全か、勤め先は自転車通勤を認めているのか……など。ジテツウをテーマに5回にわたる連載で“道先案内”をしてみたい。
自転車の走行ルールやマナーは、いまや国民的関心事。法にも道にもいろんな意見がある。でもまずは「法律を守ろう」。筆者のポリシーは「ルール、スタイル、オピニオン」この順序だ。今回はまずルール。道交法から分かりやすくひも解こう。
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