自転車通勤に踏み切ろうかと思いつつも、まだ行動に起こせていない読者の助けになればと思い、「東京都内の自転車の危険箇所ランキング※」上位と呼ばれる場所を実際に回っている。どんな危険を感じたか、何に注意すべきか、今回は「新宿>池袋ルート」を走ってきた。
Webサイト「スマートサイクリング」のコンテンツ。これらの場所は、NPO法人自転車活用推進協議会のメンバーや、プロのサイクリストなどの有識者に対するヒアリング調査によって、都内の危険な交差点をリストアップしたもの。いわばお墨付きの危険な場所でもある。
今回は「新宿>池袋ルート」だ。新宿と池袋の間には新大久保、高田馬場、目白と3つの駅があるが、距離はわずか6キロ程度。ふつうに走ればおよそ20分といったところだ。この区間における危険ランキング上位の交差点は、それぞれ駅近くに1カ所ずつあって、駅間のルートには示されていなかった。
新宿駅の西側にある東京都庁からスタート。西側は道がやや広く感じられ、開放感がある。クルマからのプレッシャーもゆるやかだ。多少のアップダウンはあるけど、おおむね走りやすい。
本日の第一危険交差点は「新宿大ガード下」だけど、その前に新都心歩道橋下交差点を通る。この交差点は横断歩道が一切なく、代わりに歩道橋がある。クルマにとっては走りやすい場所だと思う。
僕もクルマと一緒に並び、道なり(写真では右にゆるやかに曲がる)に進んで新宿大ガード下に向かう。ただし、クルマのスピードがやけに速いのと、進行方向の道路状況が見通せないのが気になって、嫌な胸騒ぎがする。
実際、左折してくる車線との合流が突然現れてびっくりする。クルマとクルマの間をすり抜けるのもまずいし、何より車のスピードが速い。「こりゃ危険だ」と合流帯の白線部分で一時停止し、クルマが過ぎ去るのをしばし待つ。
後ろを振り返り、クルマが来ないのを確かめてから出発。それにしても、ここは走りにくい。危険交差点にランクインしてもいいくらいの場所な気がする。「クルマの流れが速い」「クルマが複雑に絡みあうように合流する」というのが個人的な危険要素なんだけど、その2つを十分満たす交差点だ。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
Special
PR注目記事ランキング