地元の人しか知らない？ うどん県のオススメスポットを聞いてきた：ハチロクに乗って、12時間・500キロの旅（前編）（2/7 ページ）

[土肥義則，Business Media 誠]

地元の人にオススメスポットを聞く

　10月○○日、午前8時、大阪市内にあるレンタカー屋にて。

　クルマはもちろんハチロク。スポーツカーらしく、車高が低い。シートに腰をかけ、カーナビに「とりあえず高松市かな……」と目的地を設定しようとすると、T嬢がiPhoneを片手に「瀬戸大橋記念公園」と入力する。なぜ？　理由を聞くと、こんな答えが返ってきた。

　「私たちはWeb系のメディアで働いているんだから、ドライブアプリのひとつくらいは使いましょうよ。（iPhoneの画面を見せて）これは『DriMuch（ドリマッチ）』というアプリね。ドライブのルートと地域のオススメ情報を教えてくれるんですよ」

――え、でも、地元の人にオススメスポットを聞くのでは……。

　「オススメスポットに行って、地元の人しか知らないネタを仕入れるんですよー。ネットとリアルの融合ですね。じゃあ、運転よろしくですう♪」

　T嬢の言うことになにも反論できず、瀬戸大橋のふもとにある公園を目指したのだった。

四国にある名所などを案内してくれるドライブアプリ「DriMuch（ドリマッチ）」（左）、瀬戸大橋へ向かう途中にサービスエリアで休憩。T嬢は「あ〜お腹がすいた」と言って、リング状になっているフライドポテトを食べる（朝ごはんはしっかり食べてきた……と言っていたのに、右）