ボルボ「V40」、歩行者エアバッグを初採用してスタイリング一新(3/3 ページ)

» 2013年02月19日 19時43分 公開
[岡田大助,Business Media 誠]
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スポーツコンパクトの名に恥じない動力性能

 新型V40には、1.6リッター直列4気筒DOHC直噴ターボエンジンを搭載する。その最高出力は132キロワット(180馬力)/5700rpm、最大トルクは240ニュートンメートル/1600〜5000rpmとパワフル。6速デュアルクラッチミッションは、シフトレバーを助手席側に倒すことでスポーツモードになり、エンジンの性能を最大限に引き出す。

 足元には標準グレードで16インチアルミホイール、上級グレードの「SE」で17インチアルミホイールを履く。シャシーはアルミと高張力鋼板によって軽量化し、リア側にはこれまでR-Designモデルにしか採用してこなかったモノチューブダンパーを装着する。

V40V40

 なおJC08モード燃費はリッター16.2キロと、従来のコンパクトモデル(C30、S40、V50)と比べて約40%向上した。これには、減速エネルギー回生システムや、ボルボ初採用となったアイドリングストップ機能が大きく寄与している。

V40 2012年は日本で新車リリースがなかったボルボ(特別仕様車の投入はあった)だが、対前年比+18%増となる1万3878台の新規登録台数を記録した。2013年はV40で激戦区に挑む

 価格はノーマルグレードの「V40 T4」が269万円、快適装備を充実した上級グレード「V40 T4 SE」が309万円だ。アラン・デッセルズ社長によれば「為替が円安方向に振れてから設定した戦略的な価格」だといい、メルセデス・ベンツの新型「Aクラス」など競合がひしめく輸入車Cセグメントを攻略するつもりだ。

 ボディサイズは4370×1785×1440ミリ(全長×全幅×全高)、ホイールベースは2645ミリ、車両重量は1430キロ。

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