真っ先に目をひかれたのが、そのエクステリアデザインだ。ワイド&ローのフォルム、大胆に寝かせたAピラー、そして前傾したショルダーラインと、5ドアハッチバックというよりはクーペの印象に近い。
このV40のエクステリアデザインを手掛けたサイモン・ラマーさん(ボルボ・カー・グループ エクステリアチームデザイナー)によれば、さまざまなデザインアイデアを融合し、スポーティさと同時に一目でボルボ車と分かる個性を打ち出すことを目指したという。
「ワイド&ローのシェイプにすると同時に、ボルボらしいVシェイプのフロントグリルから、これも近年のボルボ車の代名詞となっている凸形状のリアへとつながるサイドラインのデザインに工夫を凝らしました」(ラマーさん)
特に、リアドア後方を大きくえぐるようにしてリアエンドへとつながっていくサイドライン。これはボルボのかつての名車「P1800」のデザインからインスパイアされたラインだという。
またインテリアのデザインも、スカンジナビアンデザインの伝統に基づいた上質さ、快適さと同時に、ボルボのデザインコンセプトである「Designed Around You」、つまり人間工学に基づいた「人中心の機能性」を追求したものになっているという。
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