秋本: エアラインの数で言うと、世界に1100〜1200社くらいあるんだっけ?
古庄: そうですね。貨物便専門とかチャーター便専門の会社も入れてですが。1社で何社ものグループを形成しているところもありますので、乗ればギネス記録として「1社」に数えてもらえる会社というと、全部で400社くらいですかねえ。
秋本: 400社としても、まだあと250社にはチャレンジしないといけない(笑)。海外のその都市に行かないと乗れない「世界オフライン紀行」の連載も続いているわけだから、もちろんチャレンジはやめないよね。イカロス出版の『月刊エアライン』で連載しているあの「世界オフライン紀行」は私、前からファンで、いつも楽しみに読んでいる。自分じゃまず飛ぶ機会はないだろうなと思うルートの旅を疑似体験できて、すごく面白い。
古庄: ありがとうございます。そう言っていただくと「頑張ろう!」って気になりますが、ギネス記録としては「156社」でいいかなと。更新も面倒ですし(笑)。
秋本: ギネスに認定されるまでの作業というのは、大変なの?
古庄: まずはお金を払わないと、スタートラインに立てません。日本円で13万円くらいだったかな。イギリスにあるギネスの事務局に。それを払うと、あなたの目指しているジャンルではどういう人が記録を持っていますよとか、申請にはこういう書類が必要ですといったことを教えてくれる。ギネスには一般の人が閲覧できる記録とできない記録があって、細かなジャンルになると自分では調べられない。私が申請した「搭乗した航空会社の数」というのも出ていませんでしたが、たぶん行けるだろうと思って13万円払ったら、過去の記録が「108社」だと分かった。すでに認定されている記録が300社だったりしたら、払った13万円もアウトです(笑)。
秋本: ギネスに登録された直後は、世界中から大反響があったと聞くけど。
古庄: メディアの取材が殺到しましたね。大手だけでなく、小さなネット媒体などからも「Skypeで取材させてほしい」とか。アメリカやヨーロッパから、時差に関係なく依頼がくるので、対応に四苦八苦しました(笑)。ですが、結果としてこれまでの「肩書き」が堂々と裏付けされ、新しい仕事にもつながったのでよかったと思います。
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