AOKI初の自転車通勤スーツ「LES MUES バイクライン」
AOKIは、自転車通勤者のための専用スーツ「バイクライン」を2月4日に発売する。ストレッチ性、撥水性、ウオッシャブル対応を備えた3つボタンスーツだ。
昨今、話題になっている自転車通勤。健康志向に加えて、東日本大震災での交通機関の麻痺を目の当たりにしたビジネスパーソンが新しい通勤手段として検討を始めている。交通ルールの徹底や万が一のときに労災として認められるかどうかという制度的な課題も残されているが、自転車通勤のための土壌は作られ始めている。
AOKIは、自転車通勤者のための専用スーツ「バイクライン」を、「LES MUES(レミュー)」ブランドで展開し、2月4日からAOKIの限定140店舗で発売する。自転車通勤スーツは同社で初の企画だ。色柄は黒のみ。
スーツで自転車に乗ると困るのが、動きにくいこと、しわになりやすいこと、そして汗やホコリによる汚れや傷み。そこでバイクラインでは、動きやすいストレッチ生地の採用、家庭用洗濯機での丸洗い対応、水滴や汚れをはじく撥水加工などを取り入れた。
素材はポリエステル100%。表地と裏地にストレッチ生地を、背裏にはネット状で伸縮性に富むストレッチニット生地を使った。また、肩パットを抜いて肩回りに余裕をもたせたほか、ジャケットの裾裏とポケットのふた裏にスナップボタンを付けて、それらを固定することで走行時の裾のめくれを気にしないですむようにした。
ボタンは、同ブランドでここ数年主流の2つボタンではなく、段がえりタイプの3ボタンを採用。これは、ラペルの裏側にリフレクター(反射ベルト)が付けてあるため、夜間走行時に襟を立てやすくするための工夫だ。
一方、スラックスもウエストの芯地にストレッチ素材を使っているほか、ベルト裏側のマーベルトに特殊な裁断を施してさらなる伸縮性を求めている。シルエットは裾に向かって細くなるテーパードで、車輪やチェーンに引っかかりにくくなっている。なお、傷みやすい内股およびヒップは当て布で補強した。
このほか、上着の内ポケットやスラックスのポケット(後ろ身頃の右側)はファスナー付きとして、中身が落下しないようになっている。価格は5万3000円。同社によればLES MUESの一般的なスーツと同価格帯とのこと。
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