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スマホなのに手巻きアナログ時計、そんな贅沢――auの新コンセプトスマートフォン
ミラノサローネ2012に、auのスマートフォンが登場。ハイメ・アジョンさんがデザインしたスマホには、手巻き式のアナログ時計が付いている!?
相反するエレガンスとテクノロジーの融合――auがミラノサローネ2012に出展するスマートフォンのコンセプトモデルのケースには、リューズを使って巻き上げるアナログ時計が付いている。
アートとデザインを超越するデザイナー、ハイメ・アジョン
今回、auがコラボしたのはスペイン人デザイナーのハイメ・アジョンさん。自らを「アーティデザイナー」と称し、アートとデザインの領域を超えた活動を展開している。コラボモデルでも、コンセプトに掲げたのは「エレガンスとテクノロジーの融合」「アナログとデジタルの融合」だった。
スマートフォンは、通話機能以外にもPCや音楽プレーヤー、スケジュール帳などさまざまな機能を持つようになった。いまや、忙しい毎日に役立つ便利な道具として手放せない人も多い。そこで、コラボモデルでは、スマートフォンを道具として消費するのではなく、「美しいフォルムの時計のリューズを巻き、旧式の機械のようなボタンを押す。そんな一瞬が忙しい毎日を少しだけ贅沢なものに変えていく」ことを狙った。
スマートフォンの上部、カメラの横にアナログ表示の時計。液晶モニターに時計が表示されているにも関わらず、物理的にリューズとボタンとを備えた時計が存在感を放っている。インテリアや家具のデザイナーやバイヤーが多数参加するミラノサローネで、このスマートフォンはどのような評価を受けるのだろうか。
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