子どもの目も液晶のブルーライトから守ろう――JINS PC for kids
PC作業用メガネ「JINS PC」に、子ども用サイズが登場する。大人に比べて、子どもの目がブルーライトをはじめとする強い光の影響を受けやすいのだ。
LEDディスプレイから多く発生するブルーライト。可視光線の中でもっともエネルギーが強く、網膜まで達して炎症反応を引き起こしたり、体内時計の働きを狂わせたりするという。LEDディスプレイは、タブレット端末やテレビ、携帯型ゲーム機にも多く採用されており、それらを使う子どもたちの目もブルーライトの影響を受けていた。
また、アイウエアショップ「JINS」は5月28日、新たに子ども向けに開発した、度なしの機能性アイウエア「JINS PC for kids」を発売する。全4色(ブラウン、ブルー、グリーン、レッド)で、価格は3990円。
使用するレンズは、既存のJINS PCと同じイタリア・インターキャスト製レンズ「NXT」で、ブルーライトのカット率は約50%。フレームは、超軽量弾力素材「TR-90」を用いるAirframeを採用する。耳かけ(モダン)部分は、耳の形に合わせて自由に角度が調整できるメタル芯入りソフトラバー仕様、ノーズパットは顔の形に合わせて細かい調整ができるS字クリングス付きとなった。
JINSの子ども用フレームに、度付きのブルーライトカット機能付きレンズを装着できるレンズ交換サービス「JINS PCカスタム」も5月28日に取り扱い開始。こちらは国内大手レンズメーカー製のレンズとなり、ブルーライトカット率は約45%。価格はフレーム料金+3990円だ。
透明な子どもの水晶体は強い光の影響を受けやすい
目の中でレンズの役割を果たす水晶体は、加齢とともに黄色く変化していく。黄色は補色関係にある青い光を通しにくくするが、水晶体が透明なままの子どもはブルーライトを含む強い光の影響を受けやすい。
調査会社のクロス・マーケティングによれば、全国の4歳〜12歳の児童のPC利用率は約8割に達する。PCの利用開始時期も平均6.7歳となっている。このような背景を受けて、JINS PC for kidsは先進的なICT教育の導入する東京都杉並区立和田小学校の5年生と6年生に先行導入が決まった。また、アイウエアとして初めて、日本PTA全国協議会の推薦商品にも認定された。
関連記事
- 「ライフ」インデックス
- ブルーライトをカットする度付きレンズ「JINS PCカスタム」――5月11日先行予約受付
ジェイアイエヌは、度付きブルーライトカットレンズ交換サービス「JINS PC カスタム」を5月28日に開始する。これに先立ち、5月11日午前11時に、JINSオンラインショップ限定となるが1500本の先行予約を受け付ける。 - 青い光から目を守る「JINS PC」への疑問をJINSにぶつけてみた
PCやスマートフォンなどのディスプレイから発せられるブルーライトから目を守る「JINS PC」が9月30日に発売となった。発売前に開催されたブロガーズミーティングで明らかになった「JINS PCに対する疑問」を紹介したい。 - JINS PCは効果があるのか? 編集者が使っている液晶モニターで「ブルーライト」を計測してみた
最近話題のPC作業用メガネ。LED液晶が発するブルーライトをカットして、疲れ目を防ぐという。はてさて、本当に編集者が使っている液晶モニターからどれだけブルーライトが出ているのだろうか? - JINS、視力回復の“メガネ”から、視力の良い人のライフスタイルをも変える“アイウエア”へ
アイウエアショップ「JINS」を運営するジェイアイエヌは、「よく見える」と「目を守る」をテーマにした機能性アイウエアシリーズを発表した。まず、「JINS Golf」と「JINS Sports」を7月21日に発売する。価格は7990円。 - JINS、オリジナルデザインの「メガネ型日食グラス」プレゼント
5月21日に日本全国で部分日食が、一部地域で金環日食が観察できる。JINSのメガネ、サングラス購入者を対象に日食グラスをプレゼントする。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.