JAL機内でモスバーガー、「AIR MOS ライスバーガー」登場
JALとモスバーガーの機内食コラボが帰ってきた。第2弾は「モスライスバーガー きんぴら」をベースに、機内食向けにアレンジしたライスバーガーを国際線で提供する。
日本航空(JAL)が、通常の機内食では取り扱わないメニューを期間限定で提供する「AIR シリーズ」。6月1日から第5弾として「AIR MOS ライスバーガー」が始まる。モスバーガーの「モスライスバーガー きんぴら」をベースに、機内食用にアレンジしたコラボメニューだ。
モスバーガーとのコラボは、AIR シリーズの第1弾として2011年6月に登場したテリヤキ味の「AIR MOS BURGER」に続いて2回目。第1弾は、当初の予定よりも期間を3カ月延長するほど高い人気を得た。それと同時に「ライスバーガーも食べたい」という声も多く寄せられていた。
トッピングの海苔を加えると、もっとおいしい
AIR MOS ライスバーガーでは、きんぴらにしゃきしゃき感を与えるためレンコンを加えた。また、フライト中の2食目として提供するため、食べ応えも重視して鶏もも肉を追加している。開発に携わったJALの田中誠二さん(商品サービス開発部 開発グループ長)は、「隠し味として、甘口味噌、オイスターソース、黒ごま、一味唐辛子を加えて、味にコクを出しています。また、一般的なきんぴらに使う濃口しょうゆではなく、淡口しょうゆを使って素材の色合いを生かしています」という。
ご飯を焼き固めたライスプレートの性質上、食事中にぽろぽろと崩れてしまうことに対しても一工夫している。「当初は、もっと焼き固めるなどライスプレートに対する工夫をしてみたのですが、どうしても食感が変わってしまいました。ライスプレートが崩れるのはきんぴらの汁気が移るからという点に着目し、ライスプレートはそのままに、汁気をきんぷらに十分しみこませるぎりぎりのところを探りました」(田中さん)
モスフードサービスの櫻田厚社長は、「たとえ制約の多い空の上だとしても、モスバーガーの味でなければOKしない。単純に話題性があるというだけのコラボレーションではない。開発にはたくさんの苦労もあったと思うが、AIR MOS ライスバーガーは店頭で出すものに近いか、それ以上のものができたと思う。第1弾のテリヤキ味も好評だったので、今後も継続的にコラボレーションできればいいと思っている」とお墨付きを与えている。
さらに、付け合わせとして「ポテコ」(東ハト製)をオリジナルパッケージで提供する。「機内にはフライ機がないため、おいしいフレンチフライポテトをどうしても提供できなかった。そこで発想を転換して、ポテコを採用することにしました。AIR MOS ライスバーガーのしゃきしゃき感や甘めの味付けと、ポテコのカリカリ感や塩味という食べ合わせも楽しめます」(田中さん)
AIR MOS ライスバーガーは、日本発の欧米路線のうち1日6便(ニューヨーク、ボストン、シカゴ、ロサンゼルス、ロンドン、フランクフルト。なお、現在、AIR MISDOを提供中のボストン線は7月1日から)、プレミアムエコノミーとエコノミークラスで8月31日まで提供する。予定提供数は10万食。なお、ファーストクラスやエグゼクティブクラスでは、1食目の後、任意のタイミングでオーダーできるアラカルトメニュー「Anytime You Wish」サービスとして提供する。
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