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トヨタが考える超小型EVを使った新しい都市交通「Ha:mo」(2/2 ページ)
トヨタ自動車は、都市交通システム「Ha:mo(ハーモ)」の実証運用を豊田市で10月1日から開始した。「人にも街にも社会にも優しい移動」の実現を目指す。
超小型EV10台で乗り捨て可能なシェアリングサービス
公共交通の最寄り駅と最終目的地との間の数キロ(ラストワンマイル)を超小型EVで埋めようという実証実験がHa:mo RIDEだ。
実証運用では中京大学構内(2カ所)、名古屋鉄道浄水駅、愛知環状鉄道貝津駅の4カ所にEVステーションを設置し、コムス10台によるカーシェアリングサービスを行う。利用予約はスマートフォンを使い、ICカードを使った認証・開錠による無人貸出を可能にする。ワンウエイ(乗り捨て)利用もできるようにし、当初は中京大学の学生や職員100人程度からスタートする。
将来的には、サービスエリアを豊田市中心部に拡げ、車両100台程度、ステーション10〜20カ所程度、会員1000人程度まで拡大して、有料サービスにする。また、ヤマハ発動機と連携し、電動バイクや電動アシスト自転車の導入も予定している。
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