ホンダが「Siri」を使った運転中の「iPhone」操作に対応――2013年内に米国で
米ホンダは、Appleのスマートフォン/タブレット端末向けOS「iOS 6」から導入されたハンズフリー操作機能「Eyes Free」に対応する。2013年末までに、中型セダン「アコード」、SUV「アキュラ RDX」などで利用できる。
米アメリカン・ホンダモーターは1月30日(米国時間)、Appleのスマートフォン/タブレット端末向けOS「iOS 6」で導入されたハンズフリー操作機能「Eyes Free」に対応すると発表した。2013年末までに、中型セダン「アコード」、高級車ブランド「アキュラ」のSUV「RDX」と小型セダン「ILX」向けのディーラーオプションとして提供する予定だ。
「アコード」のステアリングに組み込まれた「Bluetooth HandsFreeLink」用のハンズフリー操作スイッチ。これを使って、「Eyes Free」が利用できるようになる(出典:米アメリカン・ホンダモーター)
Eyes Freeは、2012年6月のiOS 6の発表で明かされた新機能の1つ。Eyes Freeを使えば、自動車を運転中のドライバーでも、Appleのスマートフォン「iPhone」などを音声エージェント「Siri」を介して操作できる。
米ホンダは、今回対応する3車種に搭載されているBluetooth搭載携帯電話機向けハンズフリー操作機能「Bluetooth HandsFreeLink」のソフトウエアを改良し、iOS 6搭載端末に対応させた。Bluetooth HandsFreeLink用に、ステアリングに組み込まれたスイッチと車載マイク、スピーカーを使って、Eyes Freeを利用できるという。
Eyes Freeの具体的な対応車種を発表したのは、2012年11月末の米ゼネラルモーターズに次いで2社目となる。iOS 6の発表当時は、トヨタ自動車、ホンダ、BMW、ダイムラー、アウディ、GM、クライスラー、ジャガー ランドローバーなどが、Eyes Freeに対応する車両を1年以内に投入するとされていた。
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