スタバのコーヒーで震災遺児の大学進学を助けよう:東日本大震災の復興支援
スターバックス コーヒー ジャパンは、9月2日からプリペイドカード「スターバックス カード ハミングバード」プログラムを開始する。東日本大震災で震災孤児となった高校生の大学進学を支援する。
スターバックス カード ハミングバードの2013年版デザイン。モチーフとなった民話「ハチドリのしずく」は、山火事で燃える森に一滴ずつ水を運んで火を消そうとするハチドリを描き、小さな力の大切さを教えている(出典:スターバックス コーヒー ジャパン)
スターバックス コーヒーが提供するプリペイドサービス「スターバックス カード」。Webからの24時間チャージに対応したり、カード紛失時の残高補償サービスがあったりと利便性の高さによって利用者が増えているサービスだ。また、ご当地限定や季節限定のデザインが用意されていることも人気の1つに挙げられる。
9月2日から東日本大震災の復興支援を目的とした特別なスターバックス カード「スターバックス カード ハミングバード」が期間限定で登場する。これはカード発行時に同社が預かる100円の寄附金と、このカードで支払われた売上の1%相当を公益財団法人「みちのく未来基金」へと寄附する東日本大震災の復興支援の一環だ。
初年度は1900万円超の寄附を実施
みちのく未来基金は、東日本大震災で震災遺児となった高等学校卒業者に対して、大学や専門学校などへの進学を支援するために2011年10月に設立された。同基金では、すべての震災遺児が成人するまでの今後20年以上にわたって活動を行うといい、2011年度(第一期)には94人、2012年度には122人の進学を支援した。
2012年にスタートしたスターバックス カード ハミングバード プログラムでは9万7132人が賛同し、1900万円超の寄附を実現。2013年版では、昨年に続き南米アンデスに伝わる民話「ハチドリのひとしずく」をモチーフとした新デザインカードを9月2日〜10月31日まで発行する。寄附対象期間は9月2日〜12月25日まで、昨年度のハミングバードカードでの支払いにも対応する。
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