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ホンダ、ダウンサイズエンジン「VTEC TURBO」――280馬力超で「シビック TYPE R」に搭載予定
ホンダが開発を進めている次世代パワートレイン技術「EARTH DREAMS TECHNOLOGY」にダウンサイジングターボエンジンが加わりました。1リッター3気筒から2リッター4気筒まで3タイプを展開します。
ホンダは11月19日、新開発の直噴ターボエンジン「VTEC TURBO」を発表しました。排気量を小さくしターボでパワーを上乗せするダウンサイジングエンジンを、同社の次世代パワートレイン技術「EARTH DREAMS TECHNOLOGY」の1つとして投入予定です。
最も排気量の大きな直列4気筒2リッターエンジンは最高出力280馬力以上、最大トルク400ニュートンメートル以上を発揮しながらも欧州の排ガス規制「EURO6」(2014年施行)をクリアするパフォーマンスエンジンとなりました。2015年に欧州での市販化が見込まれている次期「シビック TYPE R」に搭載予定とのことです。
このほか1.5リッター4気筒直噴ターボ、1リッター3気筒直噴ターボも開発しました。ホンダでは「高応答ターボチャージャーと直噴技術により、従来の自然吸気エンジンをしのぐ高出力・高トルクと低燃費を優れたバランスで両立した、次世代のコンパクトエンジン」と位置付けています。
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