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機内で入国審査? ガルーダ・インドネシア航空搭乗記秋本俊二の“飛行機と空と旅”の話(2/4 ページ)

成田、羽田、関西の3空港から首都ジャカルタとバリ島のデンパサールへ、週28便を運航するガルーダ・インドネシア航空。日本からの路線では、実にユニークなサービスを展開する。そのサービスを実体験するため、成田からジャカルタへ飛んだ。

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客室乗務員たちが合掌のポーズでお出迎え

 「GA885便/ジャカルタ行き」と表示された搭乗ゲートに行くと、ガラス窓越しに出発準備を進めるエアバスA330-200が見えた。隣では、デンパサール行きの881便がひと足先にゲートを離れていく。

 いまから私たちが利用するジャカルタ線のほか、ガルーダ・インドネシア航空は成田と羽田、関西の3空港からバリ島デンパサールへの直行便もデイリーで運航。ここ数年の同社の成長ぶりは目覚ましく、2013年11月には関西からジャカルタへの路線も開設した。インドネシア発着の国際線では欧州へのネットワーク拡大も進み、新たに導入が進むボーイング777-300ERを使用して近くジャカルタからロンドンへの直行便も開設される。2013年7月にはファーストクラスを搭載した777-300ERの初号機がすでに同社に引き渡された。

飛行機と空と旅
エアバスA330-200。隣のゲートからはデンパサール行きがひと足先に出発していく
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日本人客室乗務員がお馴染の合掌ポーズでお出迎え。左が高野真規子さん

 11時25分、ボーディングが始まった。他のビジネスクラスの乗客とともに、優先レーンを通って機内へ。搭乗口ではインドネシアの伝統であるバティック模様のロングドレスのユニフォームを着用した客室乗務員たちが合掌のポーズで出迎えている。そのうちの1人と目が合い、私は思わずつぶやいた。

 「え、高野さん?」

 2年半ほど前に取材でインドネシアを訪れたとき、同じジャカルタ線で出会った高野真規子さんだった。

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