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アナログ停波前に地デジ機器購入を検討するのは3割半ば

» 2005年03月31日 18時49分 公開
[ITmedia]

 gooリサーチとjapan.internet.comは3月3日、定期レポート「第13回:地上デジタルテレビ放送に関する調査」の結果を発表した。

 これによると、地上デジタルTV放送を自宅で「見たい」人は、前回調査時より2.7ポイント減少して72.0%となった。すでに同放送を「見ている」人も1.1ポイント減の9.4%。一方、「見たくない」人は3.8ポイント増の18.6%だった。

 また、「受信機などを購入して地上デジタルTV放送を早く見たいか?」という質問に対しても、「見たい」とする人が前回から6.4ポイント減の29.5%、「見たくない」が3.1ポイント増の12.9%となった。もっとも多い回答の「どちらともいえない」は2.8ポイント増の56.4%。

 地上デジタルTV放送対応機器の購入時期をたずねたところ、「3カ月以内に購入する予定はない」という人が8割近くを占め、そのうちの36.0%は「アナログ放送が終了する2011年頃」に購入すると思うと回答した。また、具体的な購入時期が「わからない」という人も24.0%と多い。

 地上デジタルテレビ放送を視聴している人の満足度は、「満足」が17.9%と前回から5.9ポイント減少したが、「どちらかといえば満足」は8ポイント増加して40.4%となり、合計すると半数は超えた。

 今回の調査結果を全体的に見ると、7割以上の人は地上デジタルTV放送を見たいと考えている一方で、アナログ放送終了前に対応機器の購入を検討している人が全回答者のわずか34.8%に過ぎず、具体的な導入に関して積極的な人の少ないことがわかった。

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