プリクラシールを使って、手持ちの名刺をグレードアップ!(QRコード編)3分LifeHacking

前回、名刺をグレードアップする方法として、顔写真を貼るテクニックをご紹介したが、顔写真は自己主張が強すぎてちょっと、という方もおられるだろう。そんな場合は「QRコード」を貼り付けてみるというのはどうだろう。

» 2006年06月30日 00時00分 公開
[kizuki,ITmedia]
Web上のサービスで作成したQRコードを、ラベルマイティ上で貼り付けてレイアウトを調整する

 前回、名刺をグレードアップする方法として、顔写真のシールを貼る方法をご紹介した。しかし、顧客に顔を積極的にアピールしたい営業マンや販売員ならともかく、自分の顔を外にさらすことに抵抗のある方もおられるだろう。

 そんな方にお勧めなのが、今回紹介する「QRコードの貼付」だ。IT関連企業の名刺ではすでに高い割合で標準装備されているQRコードだが、業種によっては存在そのものが認知されていないことすら珍しくない。氏名や電話番号を埋め込んだQRコードを名刺に貼っておけば、携帯電話のアドレス帳への登録を容易にするのはもちろん、QRコードそのものが商談の席でちょっとした話のネタになる可能性もある。

 ネット上には、電話番号など任意のデータをQRコードに変換できるサイトが多数あるので、データの作成はそれらを用いるとよい。1枚のQRコードにつき全角文字で約1800字、数字だと約7000文字が記録できるので、氏名や電話番号といった基本的なプロフィールはもとより、名刺の限られたスペースには到底書けない自己紹介文を綴ることも可能だ。なお、作成したQRコードをローカルに保存する際、JPEGだと圧縮による余計なシミができてしまう場合があるので、なるべくBMPもしくはGIFで作成するのがコツだ。

 印刷から貼付の手順は、前回の顔写真編と変わらない。各社から発売されているプリクラシールを利用し、ラベル印字ソフト「ラベルマイティ」を使って印刷を行う。できあがったら名刺の余白に貼り付けて完成だ。もともとQRコードは360°どの方向からでも読み取れる仕組みになっているが、本来は隅にある切り出しシンボル(二重の四角)が欠けている部分が右下に来るのが正解なので、シールを貼るは気をつけよう。

 QRコードに埋め込むデータが部署の電話番号やURLであれば、ひとつのQRコードデータを会社単位・部署単位で共有することもできる。会社が携帯電話向けのサイトをオープンした際や、製品のキャンペーンサイトを開設した場合など、共通のQRコードを大量に印刷して社内に配布し、社員各自が名刺に貼ってPRに努めるのもよいだろう。

プリンタで印刷する(左)。顔写真の時と違って、今回はモノクロプリンタでも大丈夫だ。右の写真が完成したQRコードシール。埋め込んだデータが部署電話番号や会社URLなら、部署単位で使ってもよい
名刺の余白部分に貼り付けて完成だ(左)。QRコードの上下左右は間違えないようにしよう。携帯電話のQRコードリーダーで読み取った結果が右の写真だ。氏名や電話番号、個人のプロフィールまで、全角文字で約1800字もの情報を入力できる。携帯電話サイトでのプロモーション告知にも使えるだろう
本日のレシピ
項目 内容
名称 QRコード作成&活用のススメ
種別 オンラインサービス
提供元 Quelプロジェクト
名称 なまえラベル(EDT-KNM14)
価格 525円
提供元 エレコム
名称 ラベルマイティ6
価格 6090円
提供元 ジャストシステム

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