フォルダを「タブ化」して、ファイル移動の達人になる3分LifeHacking

タブブラウザ全盛の昨今だが、ブラウザがタブ化できるのだから、ローカルのフォルダもタブ化できればデスクトップ領域が有効に使えるのになぁ。

» 2006年07月07日 00時00分 公開
[kizuki]
ご存知タブブラウザの代表格「Sleipnir」。上段のタブを切り替えることで、複数のWebページを効率的に閲覧できる。ver2.40からはRSSリーダー機能も搭載された

 Biz.ID読者の方は、いわゆるタブブラウザをおそらくお使いになったことが多いのではないだろうか。SleipnirやLunascape、Firefox、Operaはもちろんのこと、次期Windows標準のInternet Explorer7にもタブ機能が追加されている。タブ機能を用いることで、複数のページを効率よく表示でき、狭いデスクトップ領域を有効に活用できるというメリットがある。

 Webブラウザにタブ切り替え機能があるのだから、ローカルのフォルダでも同じことができるのではなかろうか――これを実現してくれるソリューションが、今回紹介する「QT TabBar」である。

 本ソフトをインストールすると、新しいフォルダを開くと同一ウィンドウ内に新しいタブとして追加されるようになる。フォルダを切り替えるには、タブをクリックするだけ。ふと気がくと山のようにウィンドウを開いていて、タスクバー上のグループ数が7や8になりがちな方には、まさにうってつけのソフトだと言えよう。ドラッグしながらマウスをタブの上に載せてしばらく待つことで、フォルダ間のドラッグ&ドロップにもきちんと対応する。

 例えば、デスクトップ上に散らかった大量のファイルを、マイドキュメント内の適切なフォルダにそれぞれ移動させたいとする。そのような場合、移動先となる複数のフォルダをタブウィンドウで開き、移動先を次々とタブで切り替えながらファイルの移動を行えばよい。大容量HDDの増設やNASの導入でデータの保存先が増えつつある現在、このソフトを使えば“ファイル移動の達人”も夢ではないだろう。

 ひとつ難点もある。現行のバージョン(1.0.4)では、どのフォルダを開いても同一ウィンドウにタブとして追加されるため、2つ以上のフォルダを並べて見比べることができなくなってしまう。この場合、フォルダを開く際に「開く」ではなく「エクスプローラ」を選び、新しいウィンドウとして立ち上げれば、2つ以上のフォルダを見比べることができる。まだ公開されて間もないソフトだが、これからの発展が楽しみだ。


「QT TabBar」を導入した状態のエクスプローラ画面。上段にタブブラウザに似たタブが表示されており、クリックすることで切り替えることができる
現在開いているタブを切り離したければ、右クリックから「新規ウィンドウ」を選択することで新しいウィンドウが立ち上がる(ただし、元のタブは残ったままになる)

本日のレシピ
項目 内容
ソフト名 QT TabBar
対応プラットフォーム Windows XP/2000
種別 オンラインソフト(無料)
作者名 Quizo

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