ごくごく私的なIE 7の安定ワザBiz.ID Weekly Top10

早いもので11月もすでに20日を過ぎた。月初にリリースされたIE 7だが、筆者の環境ではどうも強制終了してしまうケースが頻発した。しかし、とある設定を試みたところ、安定感がグンとましたのだった。

» 2006年11月21日 19時48分 公開
[鷹木創,ITmedia]

 今回のTop10では、会議連載が1位。2位には広げたウィンドウを小さくする方法、3位にはDiff系アプリを使ったテキスト比較法がランクインした。

 11月はじめにリリースされ、Biz.IDでも大々的に取り上げたInternet Explorer 7(11月2日の記事参照)だが、あれから2週間もたつと関連する記事でもランクインしたのは10位のSleipnir新バージョンぐらい。すっかり落ち着いたものだ。

 個人的にもIE 7を愛用しているが、インストールした当初は利用環境のためか、強制終了が頻発した。マイクロソフトに聞いたところ、「Active Xコントロールが動作を不安定にしている場合が多いので、必要でないActive Xコントロールの無効化するのがお勧め」(11月7日の記事参照)だというので、当然、不要なActive Xコントロールは無効にし、Windows Media PlayerやShockwave Flash Object程度しか有効にしなかった。

 それでも多いときには、1日十数回もダウンしてしまう状況が続いた。このままでは仕事にならない。とりあえず開いていたタブは、再起動後すぐに開けるように小細工(11月9日の記事参照)したものの、しょせん対症療法でしかない。なので、どういう状況で強制終了が発生するかをざっと調べてみたら、Webページを開くときにタブではなく、ウィンドウで開くと発生する“らしい”ことがわかった。

 そこで、「ウィンドウで開くと強制終了してしまうのなら、タブで開くように設定を変更してしまおう」と今さらながら思い立った。さっそく[ツール]−[インターネットオプション]−[タブ]の「設定」ボタンを押して、ポップアップの発生時「常に新しいタブでポップアップを開く」に設定を変更した(デフォルトでは「常に新しいウィンドウでポップアップを開く」)。

ポップアップの発生時「常に新しいタブでポップアップを開く」に設定を変更した

 この設定変更をして1週間ほど経過した。変更後、まだ1回しか強制終了していない。実のところ、根本的な原因は不明――だが、1日十数回も強制終了していたことを考えると雲泥の差だ。周囲のスタッフからは、筆者ほど強制終了しているという話も聞かないので、もちろん利用環境にもよるのだろうが、悩んでいるIE 7ユーザーがいたら試してみてほしい。

 なお、いくつかのブログで、「IE 7をインストールしたんだけど、タブが表示されない」という状況も知った。ブログ「IT社会の羅針盤」によると、「オンラインソフト『窓の手』を使用しているなら『従来のWindowスタイルでウインドウを表示する』のチェックを必ずはずして」とのこと。併せてご報告しておく。

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