ダイソンのハンディクリーナーを使ってみた週刊「仕事耕具」

ダイソンのハンディクリーナー「dyson 6 DC16」を使ってみた。充電時間が3時間以上必要だというわりに、連続使用時間が6分なのが気になるところ。ルートサイクロンテクノロジーによる吸引力にも注目だ。

» 2006年12月04日 21時25分 公開
[鷹木創,ITmedia]

 ダイソンのハンディクリーナー「dyson 6 DC16」(ダイソンルート6 DC16、10月24日の記事参照)を借りることができたので簡単にレビューしてみたい。商品の詳しい情報は、ダイソンのWebサイトを確認してみてほしい(その1その2

 まず気になるのが大きさ。本体サイズは350×220×250ミリ(幅×奥行き×高さ)、重量は約1.5キログラムと、なかなかずっしりしている。力の弱い方や女性にはちょっとキビシイかもしれない。SF映画に出てくる銃火器のような特徴的なフォルムで、持ってみるとなんだか滑稽だ。トリガーを引いてごみを吸引するのだが、ますます現実離れした気分になる。

SF映画に出てくる銃火器のような特徴的なフォルム
細長い隙間ノズル
こちらは幅の広いコンビネーションノズルを装着したところ

 さて、気になる連続使用時間だが、3回ほど試したところ手元の時計ではいずれも6分を少し回ったところで電源が切れた。これはダイソン側が「約6分間は確実に使える」と言った通りの結果になった。

 6分というと短く感じるかもしれないが、実際に6分連続でトリガーを引いているのはそれなりに大変だ。前述した本体の重量もツラいが、トリガーを引き続けないと吸引が持続しないのも重さと相まって手首に負担がかかる。片手でも持てなくはないが、休み休み利用することになる。つまり、体感的には10分とはいわないまでも、7〜8分程度は使える感覚だ。

 吸引するシーンは以下の動画で確認してほしい。

Get Macromedia FLASH PLAYER このムービーをご利用いただくためにはFLASHプラグイン(バージョン8以上)が必要です。

 シュレッダーの細断クズを吸引してみたのだが、どんどん吸い込む様子が分かってもらえると思う。吸引力が低下しないという「ルートサイクロンテクノロジー」のおかげで、ゴミをためるケースのMaxラインを超えても一定の吸引力を保っていた。

Maxラインを超えて吸い込んでみた
斜め後ろからのフォルム

Maxラインを超えてもどんどん吸い込んでいた
これだけの量を吸い込める。ゴミをためるケースは取り外して水洗いできる

 また、リチウムイオンバッテリの特性か、電池の残り時間が短くなっても徐々に吸引力が弱まっていくのではなく、電池が切れる時に突然吸引が止まる感じだ。残りの電池を気にせず気持ちよく使っていると突然止まってしまう。連続して使う場合は(といっても6分程度だが)、グリップ右側の電池残量を示すLEDインジケータを確認するといい。

 最後に騒音。編集部では扶桑理科製品の騒音計「SD-2200」を用いた。計測した部屋の騒音は40デシベル程度だったが、dyson 6 DC16のファンから1メートルほど離れて測定したところ、73デシベルだった。「騒がしい街頭」でほぼ70デシベル程度なので、静まり返ったオフィスでの利用は控えたほうがいいかもしれない。


 ごみを吸い込む力が落ちないのはさすがだった。とはいえ、店頭での販売価格は3万2800円程度という価格に加え、大きさや重さ、騒音レベルなど、使う人を選ぶ機器だといえる。ルートサイクロンテクノロジーの強力な吸引力に惚れた人や、ダイソンファンの人は購入してみるのもいいだろう。

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