見つからない小物から携帯のように音を鳴らす3分LifeHacking

これから外出! そんな時に限って、鍵や財布が見つからない。携帯電話が見つからないときは、電話をかけて着信音を鳴らせばいい。鍵や財布からも音を鳴らせればいいのに――。

» 2007年01月26日 17時25分 公開
[吉田有子,ITmedia]

 外に出かける直前になって、鍵や財布、ペンケース、携帯電話といった小物が見つからなくて部屋の中を探し回った経験はないだろうか。きちんとした人であれば、小物類はいつも決まった場所に置いておき、そんな事態を防げるのだろう。でも、前の晩は飲み会で、酔って帰ってきたから、どこに置いたのかよく覚えていない。書類の下に隠れているのか、それとも昨日着ていたコートのポケットかカバンの中、あるいは昨晩の店に置き忘れてしまったのかも――。

 見つからないものが携帯ならば、話は比較的簡単だ。家の固定電話や、家族の携帯電話から自分の携帯にかけて着信音を鳴らせばいい。その音(人によってはバイブレーション)でどこにあるか、または家の中にはないのか見当をつけられる。だったら、鍵や財布からも音が鳴るような仕組みがあればいいのに――と、ズボラな筆者は考えてしまう。

 イマオコーポレーションの「ミツカルテット」はそれを可能にした機器だ。電波を送信する本体と小型の受信機4つからなる。本体サイズは140×75×20(高さ×幅×厚み)ミリメートルで重さ130グラム、受信機のサイズは51×30×9(タテ×ヨコ×厚さ)で重さ12グラム。

 受信機はあらかじめ見失いやすい小物につけておく。小物を見失ったときは、本体のボタンを2秒以上押すと、受信機から「ピッピッピッ」という音が鳴る仕組みだ。

ミツカルテット。本体には赤、青、黄、緑の4つのボタンがあり、それぞれのボタンを押すと対応した受信機が鳴る
4つの受信機。ストラップで鍵などにつけられる

 本体は315MHz帯の電波を発信する。4つのボタンがあり、それぞれが4つの小型受信機に対応するわけだ。受信機から発する音圧は、30センチ離れた所でも85デシベルと、結構大きい。これならカバンやポケットの中でもすぐに見つかりそうだ。4つの受信機の音程はそれぞれ異なる。

 受信機と発信器の有効距離は約10メートル。また、電波によってペースメーカー等に影響を及ぼす恐れがあるため、病院や飛行機の中などでは使用を控えたい。

受信機の大きさはSDカード2枚分程度
受信機をキーホルダーにつけてみた

 受信機をキーホルダーにつけてみたが、「受信機がもう少し小さいといいのに」と感じた。イマオコーポレーションは「電池の持ちと、音量のためのスピーカーの大きさとのバランスで現在の大きさに落ち着いた」と答えてくれた。

 電池を長く持たせるために、操作していないときは自動的に電源オフになるようにした。これで本体は単4電池3本で約1年、受信機はボタン電池(CR-2032)で約半年もつ。なお、受信機の電池が消耗したときはアラーム音が鳴り、電池の交換時期を知らせてくれる。

ミツカルテット本体の電池(左)と受信機のボタン電池。本体の電池スペースはスタンドを外した裏側にある。受信機は付属の小型ドライバーでねじを外すとふたが外れ、その中にボタン電池を入れる。受信機のボタン電池は付属するが、本体の電池は別売りだ

本日のレシピ
製品名 メーカー 価格
ミツカルテット イマオコーポレーション 9450円

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