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» 2007年02月21日 15時45分 UPDATE

3分LifeHacking:入門書の“2冊読み”で学ぶべきことを取捨選択

新しいことを始める時は、何はともあれ入門書を購入し、読み終えたら次のステップへ、というのが普通のやり方だ。そこで、敢えて入門書をもう1冊購入して読み比べる方法をご紹介しよう。

[kizuki,ITmedia]

 何か新しいことを始めたい、知識をつけたいという場合、その筋の入門書を買ってきて読むというのが、ごく一般的なやり方だ。例えば、急にアメリカ出張を命じられたのでトラベル英会話集を買ってきて読んだり、あるいは新しいプログラム言語を習得するにあたって基本的なソースコードが書かれた書籍を購入したり、といった具合である。

 普通であれば、入門編にあたるこれらの書籍を読破したのち、応用編へと進んでいくわけだが、入門書を1冊だけ読んでいると何が大事な項目なのかよく分からない場合もある。一番怖いのは、入門書を読んで大事だと思っていたことが実はぜんぜん大事ではなかったときだ。こうした事態を防ぐためにもう1つ別の方法もある。それは、購入して読み終えた入門書と同レベルの入門書をもう1冊入手し、内容を比較するという方法だ。

 このやり方は時間と費用の無駄遣いに見えるが、実はそうともいい切れない。というのも、同じ物事についてまったく別のプロセスでまとめ上げられた別の書籍を比較することで、より客観的にそれらの対象を把握することができる。また、知らない情報ばかりの1冊目に比べて、2冊目は簡単に読み進められるはずだ。

 2冊目を読む際にはコツがある。1冊目に載っていた情報かどうかを常に意識して読み進めるのだ。すでに1冊目で知っていることであれば斜め読みしてもかまわない。実際にこうして2冊の書籍を読み比べると、書籍の中で取り上げられているテーマが、以下の3パターンに分かれることに気づくはずだ。

  1. 2冊とも言及しているテーマで、結論も同じ
  2. 2冊とも言及しているテーマだが、結論は異なっている
  3. どちらか1冊でしか言及されていないテーマ

 このうち1のパターンは、テーマが同じで結論も同じであることから、両方の書籍で示されるやり方がスタンダードな方法であると推測できる。例えば、画像処理ソフトを紹介する記事があったとして、おすすめとされているソフトがいずれも「Photoshop」であれば、Photoshopが画像処理ソフトのスタンダードなのだろうと推測できるわけだ。

 2のパターンは、テーマが同じで結論が異なることから、その筋でもいろいろなやり方や考え方、結論があることが分かる。例えばプロ向けのWebページ作成ソフトに言及した記事があったとして、一方は「Dreamweaver」、もう一方は「GoLive」を例に記事が執筆されているような場合だ。この場合、販売シェアそのものが均衡しているのか、それ以外の理由によるのかは分からないものの、一方だけに決められない何らかの事情があることだけは伺えるわけだ。決断を早めず、いったんは保留しておきながら、もう少し関連書籍を比較するなど情報収集に努めたほうがいいだろう。

 3については、結論の妥当性とは別に、そのテーマ自体の重要度が筆者によって判断が異なっていることが分かる。一方の入門書ではこのテーマ自体扱っていないことからも、ビギナーとしてはそれほど注力しなくてもよさそうだ――ということになる。

 この方法は入門書だけではなく、あらゆるステップにも応用できる。何か新しいことをやる羽目になったとき、基礎をしっかり固めたい場合に有効な、急がば回れ的なテクニックだといえるだろう。

本日のレシピ(2冊目の読み方)
方法
1 1冊目に載っていた情報かどうかを常に意識して読み進める
2 1冊目で知っていることであれば斜め読みしてもかまわない

本日のレシピ(入門書を2冊読み比べる)
パターン 重要度
(学ぶべきかどうか)
1 2冊とも言及しているテーマで、結論も同じ
2 2冊とも言及しているテーマだが、結論は異なる
3 どちらか1冊でしか言及されていないテーマ ×

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