目標とセルフイメージを一致させたら、次のステップは、周囲に宣言することです。あとはあきらめずに、一歩一歩進みましょう。
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ステップ0 | ワクワクした気持ちで目標をたくさん書き出す |
ステップ1 | フォーカス&タイムリミット |
ステップ2 | 感情のアクセルを踏む |
ステップ3 | 心のブレーキをはずす |
ステップ4 | 五感を使いこなす |
ステップ5 | 情熱を湧き起こす |
ステップ6 | やりたくてたまらない行動 |
ステップ7 | 絶対にあきらめない! |
セルフイメージが目標と一致したら、次は目標が実現したときのことを想像して状況をリハーサル。周囲に宣言して意志を固め、実現に向けて小さな一歩を踏み出します。あとは継続。絶対にあきらめない!
目標実現に関してとても大事なのが、五感を使って実現した場面をリハーサルすることです。視覚、聴覚、触覚、嗅覚、味覚を伴ったリハーサルをします。ではここで、またちょっと伸びをして、リソースフルな状態になってください。まず、4W1Hを想像します。
平本 いつ?(When)というのは12月31日、8月31日ですね。次は“どこで?”(Where)本が出たとしたら、そのときどこにいますか?
房野 自宅に見本が送られてきます。
平本 斎藤さんは? どこで過ごしていますか。
斎藤 家ですね。
平本 誰(Who)といますか?
房野 1人かな。
斎藤 妻と、ですね。
平本 そのとき何を(What)どんな風に(How)していますか?
房野 PCに向かって座っています。
斎藤 僕もPCに向かって、口座を見ているかな(笑)
平本 奥さんと一緒に?
斎藤 はい。
平本 こんな風に、いつ、どこで、誰と、何を、どのように、という4W1Hを想像します。Whyはナシです。そして、実現した場面で今度は五感を使います。実現したとしたら、何が見えますか?
房野 送られてきた本の包みが。
斎藤 残高(笑)
平本 そのものズバリですね(笑)。包みはどんな風に見えますか? 例えば、きらきら光って見えるとか、大きく見えるとか、ふわふわ見えるとか……。
房野 なんか重たくて、「来た来た!」という感じで……。
平本 残高はどんな風に見えますか? 例えば、長く見えるとか、大きく見えるとか、明るく見えるとか。
斎藤 う〜ん、長く見えるのかなあ……カンマ2つですかね。
平本 いいですね。残高が金色に光って浮かび上がって見えるとか、数字が立体的に見えるとかいう人もいますね。では、その場でどんな音が聞こえてきますか?
斎藤 静かな感じ。
房野 FMラジオがかかっていて、ストーブの上でお湯が沸いている音がします。
平本 どんな風に聞こえますか?
房野 穏やかな感じ。
斎藤 安心な感じです。
平本 じゃあ、最後に、身体はどんな感じですか? 例えば、ゆったりくつろいでいるとか、暖かいとか。
房野 暖かいですね。外がすごく寒いのに、家の中が暖かくて、お茶でも飲んでいるからホカホカいい気分……というときに来てほしいですね。
斎藤 こちらは夏だから暑いんですよね。エアコンって感じでもないし……冷たい麦茶でも飲みながら、ちょっと汗もかきながら、っていう感じです。
平本 こうやって、視覚、聴覚、体感をフル動員して、何が見える? どう見える? 何が聞こえる? どう聞こえる? 何を感じる? どう感じる? というのを想像していきます。もし、味や匂いがあるとしたら?
房野 コーヒーを飲んでいます。コーヒーの香りがします。
斎藤 あまり感じないですね。
平本 目標を実現させたい場合は、実現した場面をありありと五感を使って思い描いてください。さて、ここまではオーソドックスで、ここからはオプションです。まず「感謝日記」を説明しましょう。もし、目標を実現できたら、誰に感謝したいですか?
斎藤 妻ですね。
房野 私も夫ですね。
平本 どんな風に感謝したいですか?
斎藤 「応援してくれて、ありがとう。資金を拠出してくれて、ありがとう」(笑)
房野 「家事をしてくれてありがとう」ですね。
平本 他に感謝したい人は?
房野 編集の人。「作っていただいてありがとうございます。本の形にしていただいて、ありがとうございます」ですね。
斎藤 他には特にないかなあ。
平本 こんな風に、感謝を感じて、その感謝を思い描くだけでも気分が違いますね。可能だったら、「きっとそうなるから」といって本人に直接感謝してもいいのですが、ちょっとそれはリアルじゃないので、例えば「感謝日記」をつけます。たまにでいいので、実現したら、妻に対して、夫に対して、ありがたいだろうなあ、というような感謝を先に書きます。普通は時間軸で、実現した後に感謝を感じますよね。でも逆に感謝を先に感じてしまうようにするんです。そうすると、その目標実現がどんどん当たり前なことになってきます。先ほどの自信を持つ原理と一緒で、先に感謝を感じちゃうんですね。「感謝を感じているということは、目標は実現されて過去形になっているんですよ」という風に心理的にもっていくわけです。
過去形にして言う方法もあります。「私は200万円投資して、結構うまくいった」と過去形にした日記をつける。そして「次はこうしようと思う」みたいにね。じゃあ、ちょっとやってみましょうか。本を1冊書いたとします。書いた後、どうします?
房野 ちょっとのんびりしようかな。
平本 どんな風にのんびりします?
房野 主婦になろうかな、1年ほど。ああ、でも、復帰できない恐れが……。
平本 でも、こんな風にしていくと、どんどんリアルにできそうな気がしてきますよね? このように五感を使いこなします。
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