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» 2007年04月18日 12時51分 UPDATE

目標を実現するための7つのステップ:第2回 自分はその目標にふさわしい人間? (1/2)

決めた目標は何のためでしょう? 目標を達成できている自分が想像できますか? 目標が1つ定まったら、今度は心の状態を目標と一致させていきます。

[平本相武(構成:房野麻子),ITmedia]

目標を実現するための7つのステップ
  連載タイトル
ステップ0 ワクワクした気持ちで目標をたくさん書き出す
ステップ1 フォーカス&タイムリミット
ステップ2 感情のアクセルを踏む
ステップ3 心のブレーキをはずす
ステップ4 五感を使いこなす
ステップ5 情熱を湧き起こす
ステップ6 やりたくてたまらない行動
ステップ7 絶対にあきらめない!

 目標が1つ定まったら、今度は心の状態を目標と一致させていきます。その目標をなぜ実現させたいのか、やるとどうなるかを想像して気持ちを奮い立たせ、価値観や信念、セルフイメージを目標と矛盾のないように一致させます。

ステップ2──感情のアクセルを踏む

 目標設定をしても、それは何のためにするのか、それが実現したらどうなるのかが明確じゃないと途中で挫折します。だから、何のためにするのか、また、やったらどうなるのか、やらないとどうなるのか、ということを考えて、自分の感情を沸き立たせてほしいのです。

 ここでも何のためにやるのか、やるとどうなるのか、やらないとどうなるのかをそれぞれ5個程度、書き出してください。例えば、投資で成功したら引越しができるとか、妻が喜ぶとか、本が書けたら自分の才能を出せた気がするとか、言いたいことを伝えられるとか、読者がハッピーになるとか、などを書いてください。

平本 なぜ本を書きたいのですか?

房野 「自分の自信になるから」「昔からの夢だから」「親に喜んでもらえるかな、と思うから」と、3つしかないですが。

平本 いいですよ。斎藤さんはどうですか?

斎藤 「家を建てる資金にするから」「引退後の心の平穏」

平本 こういう風に書き出すと、自分の中で納得感が出てきますね。では、やらないとどうなりますか?

斎藤 「お金に心配しなくてはいけない」

平本 心配ですね。房野さん、やらないとどんなまずいことがありますか?

房野 「自分に自信が持てない」

平本 これは「先延ばし撃退」でもやりましたが、やらないことを苦痛と結び付けてほしいんです(7月24日の記事参照)

 ではここで、大きく伸びをして、深呼吸をして、もう一度リソースフルな状態にしましょう。

 次に、それをやって実現したとしたら、どんな生活が待っているでしょうか。これはできるだけ具体的に書いてほしいですね。どうですか?

斎藤 「次の投資に自信が持てる」

平本 次の投資に自信が持てる、とどうなります?

斎藤 さらに貯められます。

平本 すると、どうなりますか? それがどんどん続くと、最終的にどうなりますか?

斎藤 お金に関しては心配しなくて済む。「平穏」です。

平本 房野さん、どうですか?

房野 「プロフェッショナルとして認められる」

平本 ちなみに、お金の心配がなかったとしたら、家族とどういう生活をしますか? 例えば、旅行に行くとか、家をこういうリビングにするとか

斎藤 あまりモノを買いたいとは思わないんですが、お金の心配をせず、平穏に暮らしたいですね。でも、図書館みたいな書斎があるといいかな……

房野 私、広い庭が欲しいです……あと、もっと環境のいいところに住みたい。鎌倉とか軽井沢あたりに住んで、必要なときだけ都心に出てくる、という風になりたい。

平本 このように人によって違う理由やありたい姿を具体的に書き出します。感情のアクセルを踏んで、やりたいという気持ちを沸き立たせてください。


ステップ3──心のブレーキをはずす

 今度は心のブレーキをはずします。なぜかというと、自分が実現させたい目標が自分の価値観と一致しなかったとしたら、拮抗して行動できなくなってしまうからです。例えば、投資をしたいのに、「お金は悪いもの」「お金儲けをするのは卑しいことだ」という価値観がもしあったとしたら、拮抗してしまいます。そうしたら少し見つめなおして、そんなことないんだよと価値観を変えていかなくてはいけません。あるいは、「どうせそんなおいしい話なんかない」「そんなに短い時間で投資なんか学べるはずはない」と思ってしまうと、信念が矛盾してしまいます。価値観、信念、セルフイメージを目標に一致させる必要があります。実現している自分にふさわしい目標だと思えていないと、その実現は難しくなるでしょう。

 ただ、価値観、信念、セルフイメージのすべてを一致させようとするとかなり煩雑になるので、今回は省略しては超簡易版で紹介します。

平本 想像してください。2007年12月31日に、自分の本が出た。8月31日に200万円投資できた。現在、それが実現できる自分だと思いますか? 

房野 思わないです。絶対思えないです。書けないよ、って思いますもの。

平本 そうすると、それはもうダメです(笑)今この時点で、もう無理なんですよ。誰か人に言われたのではなくて、自分で無理だと決めている。セルフイメージが合っていませんから。

 じゃあ斎藤さん、自分で8月31日までに200万円、株か不動産かわかりませんが、投資できている自分を想像できますか?

斎藤 う〜ん、できている自分が想像できるのは、逆に楽すぎる目標なのでしょうか。

平本 いや、いいんですよ。セルフイメージが一致した人は、ここに関してクリアです。:房野さんのように実現した自分を想像できない人は、もう少し自分自身のセルフイメージを上げるか、目標を下げるかしたほうがいいですね。


 よく「結果が出て初めて自信が持てる」といわれますが、最新の心理学では逆です。自信を持たないと良い結果はでません。普通は、いい結果が出る→自信が出る→自信があるので行動する→いい結果が出る(繰り返し)、という風に考えます。しかし最新の心理学では先に自信を持つ→行動を起こす→結果が出る、と考えます。だって、どんな人でも、一度もやったことがないことを立派にやり遂げていることがほとんどではないですか。

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