検索ユーザーの目線はどう動く Yahoo!とGoogleで違い

検索結果画面を見る際の目線の動きはYahoo!とGoogleで異なるという実験結果。Yahoo!は「関連検索ワード」や「Yahoo!カテゴリ」が注目され、Googleはサイトのタイトルを最初から最後までよく読まれているという傾向だ。

» 2007年06月11日 20時08分 公開
[ITmedia]

 アイレップとジャパンマーケットインテリジェンスは6月11日、Yahoo!JAPANとGoogleの検索結果画面を見ている際のユーザーの目線の動きを調べた結果を発表した。Yahoo!は「関連検索ワード」や「Yahoo!カテゴリ」が注目されており、Googleはサイトのタイトルを最初から最後までよく読まれているという傾向が見えた。

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 測定は昨年9月から10月にかけ、目の網膜に照射した赤外線の反射を利用する専用機器を使い、無作為に選んだ76人(男女半々)を対象に実施した。

 それぞれ、画面上部に検索連動広告が表示されている場合と、表示されていない場合に分けて調べた。

 Yahoo!検索で広告が表示されていない場合、目線は「逆L字型」に動く。検索結果の上に表示される「関連検索ワード」や「Yahoo!カテゴリ」を見るために目線が右に動き、その後目線が左に戻り、検索結果サイトのタイトル先頭部分を下まで流して見る、という動きだ。

 広告が表示されている場合は、目線は上から下に「I字型」に動く。画面上部の広告から、その下にある検索結果まで、タイトルの先頭部分を上から下に見ていくという流れだ。

 Google検索は、検索連動広告の表示・非表示に関わらず、サイトのタイトルが最後までじっくり読まれていた。検索結果のタイトルを追って目線が右側に動き、その下の説明は飛ばし読みし、次の検索結果サイトのタイトルを最後まで見る――という動きを繰り返していた。

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 また、検索結果のクリック率を測定したところ、サイト順位だけでなく、著名サイトとの位置関係によってクリック率が変わる傾向が見えた。

 著名サイトの直下はクリック率が低くなる傾向にあり、例えばYahoo!検索で「パソコン」を検索した場合(昨年9〜10月時点)、結果トップの大手比較サイトのクリック率は51%、その直下は7%、次は9%だった。Googleで「液晶テレビ」を検索した場合も、トップの大手比較サイトは54%、その直下は13%、その下は24%と、2位よりも3位のほうがクリック率が高かった。

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