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» 2007年08月10日 23時06分 UPDATE

3分LifeHacking:インストールなしでPowerPointを編集するサービスを試す

インストールなしでOfficeファイルを扱えるオンラインオフィス「Google Docs & Spreadsheets」。しかし“弱点”もある──それは、PowerPointファイルの編集や作成ができないことだ。今回はオンラインでPowerPointの編集や作成ができる「ThinkFree」「Zoho Show」「Preezo」の3サービスを試してみた。

[鷹木創,ITmedia]

 マイクロソフトの「Office」がインストールされていないPCでOfficeファイルを開きたいとき、ちょっと詳しいユーザーは「OpenOffice.org」をインストールしたり、「Google Docs & Spreadsheets」を試すかもしれない。

 特に、部署や家族で共有しているPCや、文書作成以外の目的で使うPCの場合、暫定的にofficeファイルを開きたいときにその都度ソフトをインストールするのは面倒だ。とはいえ、Google Docs & Spreadsheetsにも“弱点”がある。2007年8月10日現在、PowerPointファイルの編集や作成ができないのだ(4月18日の記事参照)。そこで、今回はオンラインでPowerPointファイルの編集や作成ができる「ThinkFree」「Zoho Show」「Preezo」の3サービスを試してみた。

日本語版もある「ThinkFree」

 まずは、日本語版をソースネクストが提供する「ThinkFree Online(日本語版名:ThinkFree てがるオフィス)」だ(5月14日の記事参照)。プレゼンテーションだけでなく、ワープロやスプレッドシートの作成機能も搭載。保存できるファイル容量は1Gバイトまでとなっている。

 PowerPointファイルを開くには、いったんThinkFree上にファイルをアップロード。アップロードしたファイルの「ファイルメニュー」から「パワーエディット」を選ぶと編集作業に移る。編集画面はOffice 2003ライクなインタフェース。テキストの入力や装飾に加え、アニメーションも設定できる。

st_pp00.jpg 「ファイルメニュー」から「パワーエディット」を選ぶ
st_pp02.jpg 編集画面はOffice 2003ライクなインタフェース

 ちなみに、編集作業時は「クイックエディット」を選択しないようにしよう。クイックエディットはウィザードに従ってプレゼンファイルが作成できるというモードだが、編集するファイルによっては開けないこともあるからだ。なお、パワーエディットを利用するにはJava Runtime Environment(JRE)1.5.x以上が必要になる(閲覧だけなら不要)。

st_pp01.jpg 閲覧だけならJREは不要

 注意したいのは、Googleデスクトップを利用している場合。編集作業前にGoogleデスクトップが起動していると、編集作業に進めない。警告表示に従って、シャットダウンしておこう。Office 2007への対応は順次進んでいる。Word 2007のファイルはすでに編集可能。Excel 2007、PowerPoint 2007については9月に対応する予定だ。

本日のレシピ(ThinkFree)
OS ブラウザ 容量 対応ファイル形式 備考
Windows XP/2000(Windows Vista対応予定)
Mac OS X 10.4以上
Linux Fedora Core 4以上
Internet Explorer 6.0以上
Firefox 1.0.1以上
Safari 1.3以上
1Gバイト .ppt/.xls/.doc/.docx パワーエディットにはJRE 1.5.x以上が必須

オンラインオフィスといえば「Zoho」だが……

 オンラインオフィスの草分け的存在なのが「Zoho」である。Biz.IDでも「Zoho Sheet」や「Zoho Notebook」を取り上げたことがあるので、ご存知の方も多いだろう。

 さて、そのZohoのオンラインプレゼンテーション作成サービスが「Zoho Show」だ。ThinkFreeと同様に、いったんZoho Show上にアップロード。その後、ファイルを選択して開こう。日本語も何とか読み込める。

 何とか、と書いたのにはワケがある。読み込んでくれたのはいいが、Zoho Show上では画像に変換されてしまうのだ。当然、日本語が入力されていた部分の編集は難しい。それに画像化された日本語も文字が横に重なっていて、12.1インチ(1024×768ピクセル)程度の画面の広さでは読める状態ではなかった。筆者の環境だと、20.1インチ(1600×1200ピクセル)の広さで何とか文字の判別が可能になった。ブラウザの表示を拡大できるようであれば、拡大してみるのも方法だ。

st_pp05.jpgst_pp04.jpg 左が12.1インチのディスプレイで確認したところ。文字がはっきりしない。20.1インチであれば、何とか確認できるだろうか

 せっかくなので、8月10日に記事にした「Zoho Viewer」でも日本語のPowerPointファイルが閲覧できるか試してみたところ、こちらも残念ながら文字化けしてしまった。Zoho ViewerはOfficeファイルをブラウザ上で確認できるビュワーで、ログインせずに利用できるのが特徴だ。Zoho Showと合わせて日本語対応してほしい。

st_pp06.jpg Zoho Viewerでは文字化けしてしまった
本日のレシピ(Zoho Show)
OS ブラウザ 容量 対応ファイル形式 備考
Windows XP Internet Explorer 7/Firefox 2.0 .ppt/.pps/.odp/.sxi 日本語表示に難あり。OS、ブラウザは編集部で動作確認。

オープンしたての「Preezo」

 8月9日付でオープンした「Preezo」。こちらもZohoと同様に米国発のサービスとなる。まだオープンしたてで誰も知らないからか、動作は軽快だ。ただ、機能面では不満が残る。というのも、PowerPointファイルのインポートができないからだ。また、日本語も未対応で、日本語入力したファイルを新規で作成しても、保存後に開くと文字化けした。

st_pp07.jpg オープンしたばかりの「Preezo」。日本語は文字化けしてしまった。課題は多い

 日本語対応の件は時間がかかるかもしれないが、Preezoのプレスリリースには、PowerPointファイルのインポート/エクスポート機能はすぐに対応すると記載があるので、今後の開発に期待しよう。

本日のレシピ(Preezo)
OS ブラウザ 容量 対応ファイル形式 備考
Windows XP Internet Explorer 6.0/7.0、Firefox 1.5/2.0 .ppt ファイルのインポートができない。日本語にも未対応。OSは編集部で確認。

 ということで、実際に実用レベルにあったのはThinkFreeだけ、という結果になってしまった。Googleが「2007年夏にPowerPoint相当の機能を追加する」(4月18日の記事参照)というから、もうちょっと待ってみるのも選択かもしれない。

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