リマインダーツールを使い分ける【チュートリアル編】シゴトハッカーズ(2/4 ページ)

» 2008年09月12日 18時41分 公開
[大橋悦夫、佐々木正悟,ITmedia]

2.リマインダータイプ(思い出せればOK/思い出した上にさらに別のアクションが必要)

 これは、思い出すことさえできれば、後はおのずと行動が起こせる場合と、思い出した上でさらに何か別のアクションを意図的に起こす必要がある場合の違いです。前者は「シャンプーを買う」あるいは「カード会社に電話する」が該当します。後者はもう少し手間がかかるものが該当します。

 例えば、「来週の会議で取り上げる議題を3つ選んでおく」とか「朝礼のスピーチ内容を考える」といった、何か時間や手間のかかるアクションの口火を切るためのリマインダーです。こういったアクションは先送りされがちですので、「このあたりで始めないとまずい」というポイントにリマインダーをセットしておくことで、「始める理由」あるいは「始める必然性」が得られます。

 とはいえ、こうしたリマインダーを受け取ってもなお始められない、という場合は、そのリマインダーの内容に無理があることが考えられます。わかっちゃいるけど手が出ない状態です。

 対策としては、「朝礼のスピーチ内容を考える」であれば、「最近仕事でうまくいったことを3つ考える」とか「客先で聞いた興味深い話を3つ思い出す」といった、より具体的なものに分解するといいでしょう。

3.リマインダータイミング(PCの前/外出中/特定の状況下)

 リマインダーを受け取ったタイミングが、PCの前にいるのか、外出中なのか、会議や打ち合わせの最中なのかの違いです。これは、リマインダーをセットする段階で、セットする時刻やセットする内容とともに考えるべき要件です。

 例えば、「セミナーの件で課長に電話する」というリマインダーを受け取った時、あなた自身が会議中だったり、課長が外出中だったりすれば、そのアクションは履行できず、延期せざるを得ないでしょう。あるいは、「グループウェアの共有ファイルをチェックする」というアクションであれば、PCの前にいるタイミングでそのリマインダーを受け取らなければ、やはり延期になってしまいます。

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