最後はメーカーの“得意ワザ”で選ぶチーム用ビジネスプリンタ選び、8つのポイント(2/4 ページ)

» 2008年10月01日 22時21分 公開
[小川夏樹,ITmedia]

デザイン、技術力、ブランドイメージ? レーザープリンタ事情

 レーザー式は、各メーカーとも得意分野がインクジェット式より明確だ。メーカーごとの特色などを知っていれば、ニーズや好みを選択しやすくなるから、プリンタ選びがよりスムーズになるだろう。

 例えば富士ゼロックスや沖データはDTP分野に強く、コニカミノルタや京セラミタはコピー機能を持たせた上位機種の販売力が強い。A4カラーレーザーなどに絞り込むと、キヤノンやブラザー工業、リコーが低価格路線で市場を席巻しているし、エプソンやNECはA3サイズ以上のモノクロレーザーに強い――といった具合だ。

 また、A4低価格モノクロレーザーではブラザー工業が1996年あたりから製品を出し続けており、デザインなどの好みを別にすればA4のモノクロやカラーレーザーでは、コストパフォーマンスの非常に高い製品が得意という特徴を持っている。

 カラー4色を1度に印刷できるタンデム方式のプリンタでは、リコーとカシオ計算機が1990年代後半から歴史を持つ。また、カシオ計算機と沖データは、LEDを使ったレーザー式で歴史がある。

 また、日本IBMがプリンタを出している事実を知らない人も多いと思うが、日本IBMは、プリンタをはじめ、印刷ソリューションを総合的に提供しており、コスト削減などで注目されつつある。「プリントゴッコ」でおなじみの理想科学工業は、数百万円するようなインクジェット式とレーザー式プリンタも出しているのだ。

 そして、レックスマークやデルは激安インクジェットメーカーのイメージが強いが、プリンタメーカーとしての歴史は非常に古く、デルが国内投入したA4モノクロおよびA4カラーレーザーは、意外と侮れない実力を持っていたりする。

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