インターネットという公での自分の発言がどう受け止められ、読み手にどんな感情を引き起こすか――読み手の思考や感情を常に意識できる、「インターネット上の空気を読む感覚」は、ぜひとも持っておきたい第一要素です。
自分が話したいことをしゃべるというスタンスではなく、読み手の興味や欲求を優先する気配り。外部の人々が求めるであろう情報を先回りして察知し、提供できる勘のよさ。そのために求められる力が、「自分(自社)を客観視できる」能力です。
熱くなりやすい人、熱くなってわれを忘れるタイプよりも、冷静な人で、聞き役になるのが得意なタイプのほうが、うまくいくケースが多いように感じます。
ブログとは立ち上がってからが本当のスタートです。
新しい情報をどんどん出せるメディアにおいて、更新し続けることは使命となります。発信する情報を仕入れ、加工し、文章(や画像など)を自給自足で作成していくのは、ブロガーと名の付く人すべてに共通した課題です。アンテナを日ごろから高く保ち、アイデアを思いつく環境を整え、意欲的に情報収集していくことに負担を感じる人より、そういった行為を楽しめる人が担当するほうが、うまくいく確率がはるかに高くなります。
ひとことで表すと、「知的好奇心が旺盛」であることです。
誰でも、最初のうちは自分の経験と知識をベースに書けますが、遅かれ早かれネタは底を突きます。そうなったときに対応できるか、待ちの姿勢でなく、自分から動くフットワークの軽さがあるか。そのときのパワーの源泉となるのが知的好奇心です。
「これって、きっと面白い情報になる」
「やってみないと分からないけど、試してみようか」
義務感からではなく、喜びを感じながら1つのテーマを深く掘り下げて考える好奇心も、大切な要素です。
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