Twitterオフ会にぴったりのプライベート名刺作成サービス5つを試す使えるビジネスサービス比較2010(2/4 ページ)

» 2010年11月04日 20時00分 公開
[山口真弘Business Media 誠]

インタフェースが分かりやすいTwitter「ツイ名刺」

 続いては「ツイ名刺」。にっこう社が運営する「挨拶状ドットコム」のメニューの1つという位置づけだ。1画面にまとまったインタフェースは緑色のポップなデザインが特徴。台紙デザインの種類は試用時は14種類だったがその後増加し、本稿執筆時点では32種類から選べるようになっている。印刷以外にダウンロードにも対応する。

 全体的なレイアウトは「Twit Card」とよく似ており、左下にロゴが入る点もそっくりだ。Twitter IDを入力してOKボタンを押すと、アイコン、Twitter ID、名前、所在地、プロフィール、URLが自動的に読み込まれる。右側に表示されるプレビューを見ながらプロフィールの文章を変更したり、台紙デザインやフォントを変更することができる。プロフィールの字数には制限があるが、さきの(1)Twit Cardと違ってこの画面で書き換えられるのは便利だ。フォントは丸ゴシックや行書など6種類から選択できるが、サイズは変更できない。

 裏面については広告あり(50枚1300円〜)か、無地(50枚1980円〜)のどちらかを選択する(今回は広告ありを選択)。次いで決済方法として代引かクレジットカードのいずれかを選択する。コンビニ払い、銀行振込、Paypalには対応しないなど、選択の幅はほかのサービスに比べるとやや狭い。


Twitter IDを入力してOKボタンを押すとプレビュー表示。この段階で台紙デザインやフォントを調整する。プロフィールも書き換えられる。裏面は広告の有無を選択可能。広告ありを選択すると割引料金に

 常に画面上部にSTEP数を表示していることもあり、今回試用した5サービスの中では注文プロセスの分かりやすさという点ではトップクラスだが「通常翌営業日、商品到着はその翌日」という納期が目立ちにくく、あとから見返してようやく気づいた。もう少し分かりやすく表示したほうがよいと感じた。

 今回は金曜午後に注文したが、週明けの月曜日には翌日に発送するとのメールが届き、商品は水曜に到着した。ヤマト便の照会メールも届くなど追跡もしやすく、ストレスは感じなかった。唯一あるとすれば「ツイ名刺」「挨拶状ドットコム」「にっこう社」と、サービス名と社名が合わせて3つあるため、メールなどで混乱しやすい点だろうか(メールの送信元は「挨拶状ドットコム」になっている)。


内容を確認して注文者情報入力画面に移動する。決済方法は2種類とやや少なめ。届け先については、携帯電話への通知メールを入力できるほか、配達希望時間帯、さらに備考欄に記入する文言も数パターンから入力できる。一般の通販サイトでもなかなか見かけない、かなり気が利いた仕様だ

Twitterからの自動読み込みに対応したミニカードタイプの「Proca」

 3つ目は「Proca」。いわゆるミニカードと呼ばれるタイプの名刺だが、後述のpocketerやMOOと異なり、Twitterからの自動読み込みに対応している。表面だけでなく裏面も利用してプロフィールを記述するのが特徴だ。なお本サービスについては注文画面が頻繁(ひんぱん)にリニューアルしており、今回は最新版の入力手順を説明する。ただし、実際に届いたミニカードは筆者が事前に試した時のインタフェースで注文しており、多少の相違がある点をあらかじめご了承いただきたい。

 最初にAPI経由でTwitterにログイン。裏面にプロフィールなどの文字を入れられるタイプか、QRコード入で文字数が少なめのタイプかを選んで編集画面に移動する。表面にアイコンとTwitter ID、名前、所在地、URL、裏面にプロフィールを読み込むので、プレビューを観ながら修正する。レイアウトは固定で、基本的に文字色および背景色を変更するのみだが、テキストエリアは自由に書き換えができるうえ空白の行もあるので、メールアドレスや電話番号といった独自項目を入力することもできるのはメリットだ。


今回試用したサービスの中では唯一API経由でTwitterにログインする必要がある。Twitterから読み込まれた内容が左側にプレビュー表示される。修正する場合は右側のフォームから行う。デザインは固定で文字色と背景色のみ変更が可能。背景色は色相環のほか十六進数でも指定可能

 枚数は1セット50枚で、最大500枚までオーダーが可能。今回は50枚1500円でオーダー。支払い方法はPayPalのほか銀行振込、後払い(コンビニ/銀行/郵便局)に対応しており、競合サービスの中ではかなり幅が広い。

 今回の試用時はプロフィールの文字数の超過が非常に分かりづらく、テキストがあふれた状態のまま注文してしまったのだが、同社からこの内容のまま進めてよいかメールで確認の連絡があるなど、サポート体制はしっかりしている印象を受けた。なおこの画面は現在では修正されており文字数の超過が分かりやすくなっているが、プレビュー画面のレイアウトは厳密ではないとのことなので、リンクからPDFをチェックしたほうがよいだろう。

 発送は5サービス中で最も早く、金曜に注文して週明け月曜の午前中にヤマトの伝票番号を記したメールが届いた。ただしメール便を利用しているため到着は翌々日にずれ込み、先ほどのツイ名刺とほぼ同着という結果になった。


支払い方法にはPayPalや銀行振込、後払い(コンビニ・銀行・郵便局)が利用可能。注文完了画面で納期を確認。ここで「本日より5営業日以内に発送させていただきます」と初めて表示するが、できればもう少し早い段階で明示してほしいところ

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